うさたんの投資ブログ

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好スタート!高収益で今後に期待大✨決算振り返り【アルトナー/2026年1Q決算】

 

こんにちは!うさたんです♪

 

アルトナーの2026年1月期1Q決算が、2025年6月9日に発表されました✨

 

本記事では、アルトナーの1Q決算について、簡単に振り返りたいと思います!

 

皆様の気付きや、株式購入前の投資判断の一つとして、参考になれば嬉しいです(*^▽^*)

 

アルトナーの企業HPはこちらです♪

www.artner.co.jp


★過去記事はこちらです♪

usausa-toushi.com

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2026年1Q決算の結果

 

企業業績(増収増益✨)

 

出典:アルトナー『2026年1月期決算短信[日本基準](非連結)』

 

出典:アルトナー『2026年1月期決算短信[日本基準](非連結)【補足説明資料】』

 

今期1Q決算では、全項目で前年超えの好スタートを切りました。

 

売上高が28.4億円(前年同期比7.6%増)、営業利益5.2億円(同9.1%増)、経常利益5.2億円(同9.2%増)、四半期純利益3.6億円(同9.1%増)と、全ての利益項目で前年同期を上回る好調な内容となりました。

 

特に、営業利益率は18.2%と高水準を維持しており、収益性の高さが際立っています。

 

これらの結果になった理由について、簡単に振り返ります。

 

① 市場環境の追い風✨

アルトナーの主要顧客である自動車メーカーや半導体製造装置メーカーからのエンジニア需要が引き続き高水準で推移した


ハイブリッド車・EV・半導体分野の研究開発需要が旺盛で、技術者派遣のニーズが拡大している

② 技術者単価と稼働率の上昇✨

・技術者の稼働人員が前年同期を大きく上回り、かつ1人当たりの技術単価も大幅に上昇した


稼働率も高水準を維持し、派遣事業の効率が向上している

③ 請負・受託事業の拡大✨

・請負・受託事業の売上構成比が前年同期比で拡大し、全体の12.5%を占めるまで成長した


積極的な営業展開により、受注プロジェクトへの配属者数が増加し、請負・受託へのプロジェクト移行も進んだ

④ 収益性の改善(コスト増を吸収)✨

営業利益率は前年同期の18.0%から18.2%に上昇し、利益体質が強化された


売上総利益率も技術者単価の上昇により向上し、増収が各種投資(研修施設の増床や採用関連費用)を吸収して増益につながった

 

悪い点が見当たらないね!

エンジニア派遣市場全体の堅調な需要が続いているんだ。今後も顧客企業の技術開発投資意欲も高く、安定した受注環境が維持されていて、利益増益が期待できるよ

 

 

 

 

財務状況(財務健全✨)

 

一言で言うと、財務健全のため安心できる内容です。

 

自己資本比率が68.3%(有利子負債ゼロ)のため、この先不景気や為替変動、金利上昇にも対応できると思われます。

 

安定した財務基盤が、将来の成長投資の実施や、リスク対応力を高めています。

 

 

通期見通し(好スタート!)

 

  売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益 EPS
26年通期(予) 11,492 1,838 1,838 1,274 119.94
26年1Q 2,847 518 519 360 33.96
進捗率 24.8% 28.2% 28.2% 28.3% 28.3%

※単位:百万円(EPSのみ単位:円)

 

2026年1Qの売上高の進捗率は24.8%で、理想の25%にわずか0.2%届きませんでした。とはいえ、24.8%でも十分に順調だと思います。

 

営業利益・経常利益・純利益の進捗率は28%台と、通期計画に対してやや上回るペースで推移しています。このペースが続けば、上方修正✨が来ることも可能性としてあると思います(*^▽^*)

 

順調なスタートを切ったと言える結果になりました。今後も着実な成長が期待されます。

 

進捗率高いね!

技術者単価の上昇や技術者数の増加、さらに稼働率の高水準維持が大きく貢献したんだ。次回以降の2Q決算以降にも期待しよう

 

 

 

 

各セグメントの結果とエンベデッド・モデルベースについて

 

各セグメントの結果について、全領域で拡大し、特に請負と受託が大幅増となりました。

 

技術領域別では、「エンベデッド・モデルベース」が前年同期比16.1%増、「ITソリューション」が4.1%増、「電気・電子」が4.2%増、「機械」が2.7%増と、全ての領域で売上が拡大しています。

 

特に「エンベデッド・モデルベース」分野の伸びが顕著です。

 

出典:アルトナー『2026年1月期決算短信[日本基準](非連結)【補足説明資料】』

エンベデッド・モデルベースとは、主に組込みシステム(エンベデッドシステム)の開発において、「モデルベース開発(MBD)」という手法を用いる領域を指します。

 

イメージし辛い💦

実際に機械を作る前に、パソコンの中で「仮想のモデル(=動く設計図)」を作って、動かせられる方法なんだ。こうすることで沢山テストができて、設計ミスの早期発見や開発期間の短縮、試作コスト削減等、安全で便利な機械を効率的に作ることができるんだ

なんとなくわかったかも!事前に何度もテストできるから安心だね♪

 

アルトナーの組み込み系開発のエンベデッド・モデルベース分野が好調だった理由として、次の3つが挙げられます。

 

① マーケットニーズの高い分野への集中配属

電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)、燃料電池自動車(FCV)、自動運転、半導体など、今後の成長が見込まれる分野の開発プロジェクトに技術者を戦略的に配属している

・これらの分野はカーボンニュートラルDX、AI、半導体需要の高まりなど、社会的・産業的なトレンドと合致しており、技術者の需要が高まっている

② 顧客企業との長期的な信頼関係と上流工程への配属

60年以上という長期にわたり、顧客企業との信頼関係を築き、研究開発や設計開発といった上流工程に多くの技術者を配属してきた実績がある。

・これにより、新卒や既存時術者の配属がスムーズに行える体制が整備され、顧客からの安定した受注に繋がっている
③ モデルベース開発(MBD)導入の産業的な追い風

産業全体でモデルベース開発(MBD)の導入が進み、とくに自動車・産業機器・半導体分野での需要拡大アルトナーの成長を後押ししている

 

エンベデッド・モデルベースによって、成長する市場への対応力や、コスト削減・クオリティの担保を武器に、業績拡大が期待できるよ

 

 

 

 

うさたんのプチっとプチ情報

 

株主還元施策(11期連続の増配予想)

 

出典:アルトナー『2025年1月期決算短信[日本基準](非連結)【補足説明資料】』

 

アルトナーの配当金について、11期連続増配予想になっています。

 

2014年から2026年の間で、配当金が79円💰も増配しました。

 

なぜこれほどまで増配出来るのでしょうか。

 

毎期、各種利益が増益になっていることと、アルトナーの株主還元(配当)に対する思いがあるからです。

 

アルトナーの企業HPの「よくあるご質問」に、配当に対する考え方が記されています。

 

配当性向50%をベースとし、毎年、当期純利益を増額していくことにより、前年割れのない配当金額の決定をしていきたいと考えております。

引用:https://www.artner.co.jp/ir/other/faq/

 

前年割れのない配当金額は、とても嬉しいですよね!

今後も配当金の増配が強く期待できます( *´艸`)

 

 

続いて、アルトナー配当利回りを見てみましょう。

 

2025年6月13日株価終値1,877円で、配当利回り4.48%です。

 

4%を超えているため、とても高い利回りです。

 

高配当株&増配期待で保有したい銘柄だよね✨

長期保有すれば増配期待できるからお勧めだよ

今は少しだけ株価が高いから、高値掴みに気をつけながら、買い増ししたいな♪

 

 

 

 

種まき(企業の成長投資)

 

決算発表の際、特に気になるのが企業による投資です。

 

これは、将来の売上高アップや利益増益に向けた、「種まき🌱」だと思っています。

 

この種まきの結果、コストがかさみ、利益減益になることもあります。

ですが、長期的に見た場合、企業の成長に繋がる可能性が高いので、企業が持続的に成長するには大切なことだと思っています。

 

さっそく、アルトナーの成長投資について見ていきましょう。

 

① 採用関連投資の強化


アルトナーは2026年1Qにおいて、技術者数の増加を実現するために採用活動への投資を積極的に拡大した。これにより稼働人員が増加し、売上高・利益の伸長に直結した


・採用関連費用は前年同期比で増加したが、旺盛な開発需要を背景にした増収効果で十分に吸収され、営業利益率の高水準維持にも寄与した

② IT・DX投資の推進

業務効率化や競争力強化を目的としたIT・DX(デジタルトランスフォーメーション)投資も継続的に実施している


・具体的には、社内システムの高度化やデータ活用基盤の整備、リモートワーク対応など、技術者派遣ビジネスの生産性向上とサービス品質向上を目指した投資が進めている

③ 技術者単価・稼働率向上への投資

・技術者のスキルアップや専門性強化にも注力しており、研修や教育プログラムへの投資が行われた

・技術者単価の上昇や高い稼働率の維持が実現し、売上総利益率の改善につながっている

④ 事業ポートフォリオ拡大への投資

請負や受託事業へのシフト新規プロジェクトへの対応力強化にも成長投資を実施した

営業体制の拡充プロジェクト管理体制の強化に資金を投入している

・請負・受託事業の売上構成比は12.5%まで拡大し、今後の成長エンジンとしての存在感が高まっている

 

企業による投資は、持続的に成長するために重要なんだ

わかった!投資した分、リターンを得ることが大切なんだよね!?

その通りだよ。投資したっきりじゃなく、きちんとリターンも回収することも大切だよ。さらに、投資した分のコストも増収増益分で吸収しているんだ

成長投資しながらコスト分を増収増益で吸収できるって理想的な気がする!ず~っと成長し続けられそう🐰✨

 

本記事は以上となります♪
本記事をご覧いただき、ありがとうございました!

 

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