うさたんの投資ブログ

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決算の振り返り【ニーズウェル/2025年1Q決算】(決算日:2025/2/12)

 

こんにちは!うさたんです♪

 

ニーズウェルの2025年9月期1Q決算が、2025年2月12日✨に発表されました。

 

今回の1Q決算で、気になったことが2つあります。

それは、四半期純利益の減益と、6.600作戦についてです。

 

★6.600作戦についてご紹介した過去記事があります♪

usausa-toushi.com

 

本記事では、「四半期純利益の減益」と「6.600作戦」に焦点を当て、決算短信や決算説明資料、IR情報について振り返りを行います。

 

なるべく要点をお伝えしやすいように、Q&A方式でお届けします(*^▽^*)

 

本記事が皆様の気付きや、株式購入前の投資判断の一つとして、参考になれば嬉しいです(*^▽^*)


★ニーズウェルの企業HPはこちらです♪

www.needswell.com


★過去記事はこちらです♪

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本記事の要点

 


記事が長くなってしまいましたので、先に私の感想と、本記事の要点についてお伝えします♪
私の感想と要点だけでも、ぜひご覧いただけましたら幸いです(*^▽^*)

 

私の感想と本記事の要点

■私の感想

今期1Qの決算について、順調なスタートを切った内容だと思いました。

四半期純利益が前年同期比でマイナスになりましたが、法人税が増えたことが大きな理由です。毎年、売上高やROEROA、営業利益率が高く、稼ぐ力があることがわかっています。長期的に見て、将来に期待できると思います。

6.600作戦はギリギリ達成できると思いました。というのも、短期決戦(6月まで残り4か月)のため困難だと思いますが、株主還元の実施(配当金の増配)で達成できると思います。ただ、業績アップに伴った配当金の増配じゃない場合は、株価が600円以下に下がるのでは?と思います。

現在実施しているセミナーや展示会の出展は、将来的にリターンが期待できます。長期目線でニーズウェルの利益増益を期待したいです。



■本記事の要点

①経営成績について前年同期比について
・売上高は+4.9%増
・営業利益は+1.2%増
・経常利益は+0.6%増
・四半期純利益は-10.3%減

当期純利益に対する1Q決算の進捗率は
・概ね順調に推移した
・売上高と四半期純利益、EPSが25%を下回った
・今後、セミナーや展示会出展の影響で売上高アップがカギ

③四半期純利益の減益理由
法人税等の増加が理由
・年々、法人税等の金額が増加している

2022年  82,888千円
2023年  98,060千円(18.3%増)
2024年 125,524千円(28.01%増)

法人税等増加の理由:繰延税金資産の減少によるもの
繰延税金資産が減少したため、特別支出として法人税等が増加してしまった
・ただし、ROEROA、営業利益利悦が高いことから、稼ぐ力があることがわかる。そのため、特に不安要素は少ない

④6.600作戦はギリギリ達成できる可能性が高い
・短期決戦の為、とても難しいのでは?
・達成のカギは、株主還元の配当金の増配
※業績アップに伴う配当金の増配が大切

⑤配当金実績◎
・2024年度から2025年度(予)は3円増配の12円
・6.600作戦の達成の為、積極的な株主還元(配当金の増配)が期待できる

 

 

 

 

 

Q.今回の1Q決算は、どうだったの?

 

長期目線で見ると、私としては、1Q決算について良い決算だったと思います。

四半期純利益が減益になっているため、短期目線ではマイナス印象です。

ですが、長期目線では2025年の年始からセミナー開催や展示会出展のIRニュースが発表され、セミナーや展示会出展を積極的に行っています。それらの影響が、将来的に売上高アップというリターンになると思います。詳しくは次章でご紹介します♪

 

まずは、経営成績の前年同期比について確認しましょう。

 

  売上高 増減率 営業利益 増減率 経常利益 増減率 四半期純利益 増減率
25年1Q 2,510 4.9% 352 1.2% 351 0.6% 225 -10.3%
24年1Q 2,392 18.5% 348 45.7% 349 45.8% 250 56.0%

※単位:百万円

 

売上高や営業利益は、前年同期比より増益になりました。

売上高は2025年年始に発表されたIR情報の通り、前年同期比よりプラスになりました。営業利益と経常利益も前年同期比よりプラスです。

 

ただし、四半期純利益だけ前年同期比-10.3%の減益になりました。
四半期純利益の減益については、次章でご紹介します。

 

続いて、本決算に対する1Q決算の進捗率について見てみましょう。

  売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益 EPS 単位:円
25年本決算 10,600 1,400 1,400 943 24.89
25年1Q 2,510 352 351 225 5.94
進捗率 23.7% 25.1% 25.1% 23.9% 23.9%

※単位:百万円

 

営業利益と経常利益は、1Q時点でギリギリ25%を上回りました。

ですが、売上高と四半期純利益、EPSは、惜しくも25%に届いていません。

 

売上高の増加が少しだけ弱かった印象だね

IRニュースから、売上高大幅アップ!を期待してたから残念だったよ💦

まさに今、ニーズウェルがセミナー開催や展示会に出展しているんだ。これから売上高上昇が期待できるよ。次回以降の2Q決算でどこまで進捗率が伸びるのか期待だね

 

Q.四半期純利益が減益になった理由について教えて

 

ここからが本記事のメインです。

前章の通り、1Qの四半期純利益は減益になりました。その理由は、法人税等が増加したからです。

 

理由を確認するため、損益計算書を見てみましょう。

 

出典:
ニーズウェル「2025年9月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)」2025年2月12日

 

損益計算書にある法人税を見てみて

法人税等!これだね♪前年度より増加しているね。もしかしてこれが原因で四半期純利益が減益になったの??

その通りだよ。法人税等が増加したことが、四半期純利益の減益に繋がったんだ

 

 

 

 

 

Q.法人税が高くなった理由を教えて

 

まずは、ニーズウェルの法人税の推移について過去3年間分を見ていきます。

 

年度 法人税(単位:千円) 増減%
2022年 82,888 -
2023年 98,060 18.30%
2024年 125,524 28.01%

 

年々法人税が高くなってる!何でだろう?

2024年度は28%も増えてるね。なんで法人税等が高くなっているのか、貸借対照表の「資産の部」にヒントがあるんだ

 

出典:
ニーズウェル「2025年9月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)」2025年2月12日

 

貸借対照表の中に、繰延税金資産が記載しています。法人税等が高くなった理由の一つとして、繰延税金資産がカギになります。

貸借対照表の固定資産>投資その他の資産>繰延税金資産

 

繰延税金資産って何かな??

簡単に言うと貯金箱🐷のイメージだよ。将来払うべき税金に使う予定のお金を貯金箱(繰延税金資産)に振り分けておくんだ

貯金箱にお金を入れるんだね!イメージできた…!

業績不振など、何かしらの理由でその貯金箱(繰延税金資産)からお金を取り出すと、取り出した金額分を、法人税という、特別な出費として計算され、支払いが必要になっちゃうんだ

貯金箱のお金を使うと、その分、別の支出として支払いになるんだね♪

法人税等の増加で四半期純利益が減益になった場合、別の視点で業績に問題が無いか確認することが大切なんだ。ニーズウェルの場合、毎年売上高が増えていて、またROEROA、営業利益率が高まっているから、稼ぐ力が高いんだ。四半期純利益が減益だったとしても、好業績だから問題ないと判断できるよ



 

 

 

Q.6.600作戦は達成できるの?

 

6.600作戦の達成について、最も気になるところだと思います!

 

私はギリギリ達成できると思います。
※ギリギリだと思う理由は、短期間での挑戦なので、とても難しいと感じました

 

本記事を書いている2025年2月15日から6月まで、のこり4か月です。

 

この短期間で目標達成のカギを握るのが、次の取り組みです。

 

株主還元の向上(更なる還元を積極的に実施)
②注力分野の成長とIR
・ITアウトソーシングビジネスの拡大
マイグレーション開発ビジネスの拡大
・AIビジネスの拡大
③資本政策(EPS、流通株式比率等を高める資本政策を実施)

 

ただ、懸念点が少しだけあります(´・ω・`)

 

これらの3つの取り組みは株価を上げるために重要な取り組みだ。でも…

いぬたん何か気になっていることがあるの??

上場維持基準を満たすためとはいえ、短期間で株価を上げるのはとても難しいと思うんだ。株価が上昇するスピードは様々だけど、本来はゆっくり上昇していくと思うんだ。というのも、企業が設備投資をして、その資産を活用しながら売上を立て、最終利益の一部を更なる設備投資や株主還元をすることで需給が盛んになると思うからね

たしかに時間をかけて着実に株価上昇するイメージがあるかも

仮に配当金を大幅増配すれば株価600円に届くと思うよ。でも、株価が安定しないような気がするんだよね。投資格言で『期待で買って事実で売る』というのがあるんだ。配当金の増配で買われるけど、決算や6.600作戦の結果発表で大きく売られるかもしれないよ

今回の1Q決算も、それほど悪い内容じゃなかったけど、PTSで売られちゃってたよね💦たしかに、配当金の増配で上昇しそうだけど、何かのきっかけで株価が大きく増減する気がする

短期間での株価上昇の懸念点について話したけど、長期的な視点でみると、それほど懸念点が無く、期待していることがあるんだ。今はセミナーや展示会の出展で積極的にサービスや製品を売り出していて、これらのリターンを回収できる可能性が非常に高いんだよ

いつも話している長期目線だね♪

6.600作戦が成功し、株価600円達成を望みつつ、将来的にゆっくり売上高の大幅アップや、各種利益の増益に強く期待しているんだ

 

 

Q.配当金の実績について教えて

 


最後に配当金の実績についてご紹介します。

 

 

2025年度(予想)の配当金が12円!去年より3円も増配になったー♪

増配は嬉しいよね。6.600作戦の達成に向けて、株主還元に力を入れているんだ。利益増益になれば更に配当金の上方修正(増配)が期待できるよ

 

6.600作戦の達成に向けて、今後も配当金の増配が期待できます。次回の2Q決算以降も注目です♪

 

 

 

 

 

おわりに

 

本記事をご覧いただき、ありがとうございます♪

 

今回は、法人税等と6.600作戦に焦点を当てて、決算振り返りを行いました。

 

四半期純利益が減益ですが、私は特に問題ないと思いました。決算短信や決算説明資料を読むたびに、長期的な視点では大きく事業成長することを感じます。

 

次回の2Q決算発表は、6.600作戦のゴールである2025年6月の直前を予定しています。

 

本記事が皆様の投資判断のひとつとして参考になれば嬉しいです(*^▽^*)

 

 

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