
こんにちは!うさたんです♪
お待たせしました!今回は「決算まとめシリーズ」第3弾です。
今週発表された主な企業の中から、全18社の決算をピックアップしてご紹介します。
決算は一見むずかしく見えますが、その中には、企業の「いま」と「これから」を読み解くヒント💡が詰まっています。
じっくり読んでいくと、「この会社、面白いかも!」と思える発見がきっとあるはずです!
本記事が、みなさんの投資判断の参考や、まだ出会っていないお宝企業💰を見つけるきっかけになれば嬉しいです🐰✨
★前回までの記事はこちらです♪
今回ご紹介する企業一覧
今回ご紹介する18社について一覧にまとめました🐰✨
| No | 企業名 | 証券コード | 決算期 | 業績結果 |
|---|---|---|---|---|
| ① | MonotaRO | 3064 | 2025年12月期 第3四半期 | 増収増益 |
| ② | SBIレオスひふみ株式会社 | 165A | 2026年3月期 第2四半期 | 増収減益 |
| ③ | アステラス製薬 | 4503 | 2026年3月期 第2四半期 | 増収増益 |
| ④ | シーティーエス | 4345 | 2025年9月期 通期 | 増収増益 |
| ⑤ | システナ | 2317 | 2026年3月期 第2四半期 | 増収増益 |
| ⑥ | ストライク | 6196 | 2025年9月期 通期 | 増収減益 |
| ⑦ | センチュリー21・ジャパン | 8898 | 2025年12月期 第3四半期 | 増収減益 |
| ⑧ | パナソニックホールディングス | 6752 | 2026年3月期 第2四半期 | 減収減益 |
| ⑨ | 岡三証券グループ | 8609 | 2026年3月期 第2四半期 | 増収減益 |
| ⑩ | 関西電力 | 9503 | 2026年3月期 第2四半期 | 減収増益 |
| ⑪ | 京セラ | 6971 | 2026年3月期 第2四半期 | 減収増益 |
| ⑫ | 協和キリン | 4151 | 2025年12月期 第3四半期 | 減収減益 |
| ⑬ | 積水化学工業 | 4204 | 2025年3月期 第2四半期 | 増収減益 |
| ⑭ | 大阪ガス | 9532 | 2026年3月期 第2四半期 | 増収増益 |
| ⑮ | 日本M&Aセンターホールディングス | 2127 | 2026年3月期 第2四半期 | 増収増益 |
| ⑯ | 日本たばこ産業 | 2914 | 2025年12月期 第3四半期 | 増収増益 |
| ⑰ | 日本航空 | 9201 | 2026年3月期 第2四半期 | 増収増益 |
| ⑱ | 武田薬品工業 | 4502 | 2026年3月期 第2四半期 | 減収減益 |
各企業の紹介
① MonotaRO(3064)
- 決算期:2025年12月期 第3四半期決算
- 業績結果:増収・増益
法人向けEC市場の拡大を背景に、売上・利益ともに堅調に推移しました。既存顧客の利用が増加したほか、製造業・建設業など新規企業の開拓が好調で、安定的な成長を維持しています。 - 注目点:
AIや自動化を活用した物流拠点の効率化が進展しました。新設された物流センターではロボットによるピッキングや自動搬送が導入され、出荷スピードと正確性が大きく向上。さらに、海外では韓国・中国などアジア地域での認知拡大が進み、グローバル展開が本格化しています。これまでの「安定成長」から「持続的な拡大」へと、事業ステージが一段進みました。
👉 一言で言うと:「物流DXで世界に広がる成長EC企業」。 - 見通しと課題:
物価上昇や為替変動によるコスト増の影響はありますが、データ活用による需要分析・在庫最適化が奏功し、利益基盤は堅固です。今後は、中小企業向けのサポート強化や新しいカテゴリー開発が成長ドライバーとなりそうです。
👉 一言で言うと:「効率と顧客満足の両立を進める安定成長企業」。
② SBIレオスひふみ株式会社(165A)
- 決算期:2026年3月期 第2四半期決算
- 業績結果:増収・減益
運用残高が着実に増加し、売上は伸びたものの、販促費やシステム投資などの先行コストが利益を圧迫しました。それでも、安定した運用パフォーマンスと個人投資家からの支持により、基盤の強さを示す結果となりました。 - 注目点:
「ひふみ」シリーズを中心に、国内外の成長企業を厳選する運用方針が評価されています。AIやデータ分析を活用したリサーチ体制の高度化が進み、ファンドの透明性と説明責任を強化。さらに、投資教育やセミナー活動にも注力し、投資を通じて社会に貢献するという理念を実践しています。
👉 一言で言うと:「投資家と共に成長する学びのある運用会社」。 - 見通しと課題:
短期的な費用増は利益を圧迫していますが、長期的にはブランド力と顧客基盤の拡大が進んでいます。今後は、海外株式やESG投資など新分野への拡張を図りながら、長期投資家との信頼関係を深める戦略が鍵となります。
👉 一言で言うと:「一時の減益を未来への投資に変える」。
③ アステラス製薬(4503)
- 決算期:2026年3月期 第2四半期決算
- 業績結果:増収・増益
主力のがん領域や免疫領域で売上が伸び、海外市場の拡大が業績を押し上げました。円安も追い風となり、研究開発費の増加を吸収して利益は増加。成長軌道に戻りつつあります。 - 注目点:
抗体薬物複合体(ADC)技術を軸にした新薬開発が進展しています。「PADCEV(パドセブ)」は欧米での販売が拡大し、提携先との連携も強化。さらに、眼科・免疫疾患など複数の分野で後期臨床試験が進行しており、研究開発型企業としての存在感を高めています。
👉 一言で言うと:「革新的な新薬で世界をリードする製薬企業」。 - 見通しと課題:
研究投資が利益を押し下げる局面は続きますが、成功すれば次の収益柱が複数生まれる見通しです。重点領域を明確にし、グローバル販売網を活かして高収益体質への転換を進めています。開発スピードと経営効率の両立が今後の課題です。
👉 一言で言うと:「研究と収益化の両輪で成長を描く」。
④ シーティーエス(4345)
- 決算期:2025年9月期 通期決算
- 業績結果:増収・増益
建設現場のデジタル化需要が堅調に推移し、売上・利益ともに前年を上回りました。特にクラウド型施工管理サービスが公共・民間双方で採用を拡大し、ICT機器レンタルとの連携が強化されています。 - 注目点:
顔認証システムやタイムラプス映像共有など、現場の「安全・省力化」を支援する新サービスが着実に浸透しています。建設業界ではDX推進が加速しており、同社のクラウドプラットフォームがその中心的存在になりつつあります。また、クラウド継続契約の比率が高まり、安定的な収益構造へと移行しています。
👉 一言で言うと:「建設DXを支える現場のインフラ企業」。 - 見通しと課題:
公共投資や民間工事の安定需要を背景に、クラウド事業の成長余地は大きい一方、サービス拡充に伴う運用コスト増が課題です。今後はAI分析やデータ共有を活用した「次世代現場管理」への進化が期待されます。
👉 一言で言うと:「安定成長から次の革新段階へ」。
⑤ システナ(2317)
- 決算期:2026年3月期 第2四半期決算
- 業績結果:増収・増益
企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要が引き続き旺盛で、金融・公共・通信業界向けシステム開発案件が拡大しました。ストック型のクラウドサービスも順調に増加し、収益基盤が強化されています。 - 注目点:
AIや生成AI関連の開発案件が増えており、企業内の自動化支援や業務効率化ソリューションの受注が好調です。自社クラウド製品「Canbus.」や「Cloudstep」は中小企業向けでも導入が進み、ストック収益化が進展しています。また、自治体や金融機関のDX支援など、社会インフラに関わる案件比率も上昇しています。
👉 一言で言うと:「AI×クラウドで成長を続けるIT企業」。 - 見通しと課題:
生成AI分野では開発人材の確保と教育が課題であり、採用コスト上昇のリスクを抱えています。ただし、安定的な受託案件と自社サービスの組み合わせにより、長期的な利益成長が期待されます。海外展開やAI分野の連携拡大にも注力しており、次の成長フェーズに入っています。
👉 一言で言うと:「人材と技術の両輪で未来を築く」。
⑥ ストライク(6196)
- 決算期:2025年9月期 通期決算
- 業績結果:増収・減益
M&A成約件数は増加しましたが、採用・人材育成コストの増加が利益を圧迫しました。営業体制の強化と人員拡大による先行投資の影響が顕著に見られます。 - 注目点:
中小企業の事業承継需要が再び高まり、M&A市場は拡大傾向にあります。同社は金融機関や専門家ネットワークとの連携を強化し、案件数の質的向上を図っています。また、AIを活用したマッチングシステムやデータベース活用が進み、成約スピードの改善にもつながっています。
👉 一言で言うと:「M&Aを通じて日本の事業承継を支える企業」。 - 見通しと課題:
M&A市場の成長は続くものの、競合の増加や人件費上昇が利益率の改善を難しくしています。今後は、案件品質の向上と生産性改善を両立する戦略が鍵。海外・地域M&Aの拡大を視野に、長期的な収益安定化を目指しています。
👉 一言で言うと:「量から質へ、次の成長ステージへ」。
⑦ センチュリー21・ジャパン(8898)
- 決算期:2025年12月期 第3四半期決算
- 業績結果:増収・減益
加盟店数の増加によりロイヤリティ収入は伸びたものの、広告・人材関連の費用が増加し、営業利益は前年を下回りました。売上は順調ながら、利益面では先行投資期に入っています。 - 注目点:
フランチャイズネットワークが全国で拡大し、特に地方都市での新規加盟が堅調です。住宅需要の変化に合わせて、不動産仲介のデジタル化を推進。AI査定システムやオンライン内見など、顧客接点を強化する施策が進んでいます。また、リフォームや賃貸管理など周辺事業の拡充も着実に進行しています。
👉 一言で言うと:「不動産DXを進める全国ネットワーク企業」。 - 見通しと課題:
不動産市場の地域差が拡大する中、加盟店支援の質を高めることが重要です。住宅ローン金利の上昇や人口減少など外部環境の影響を受けやすい構造ですが、ブランド力を活かした地域密着戦略で安定収益を目指しています。
👉 一言で言うと:「ブランドと信頼で長期基盤を築く」。
⑧ パナソニックホールディングス(6752)
- 決算期:2026年3月期 第2四半期決算
- 業績結果:減収・減益
家電や住宅関連の需要が一服し、売上・利益とも前年を下回りました。自動車電池や部品事業の採算改善は進んでいますが、原材料価格の上昇や為替影響が重しとなりました。 - 注目点:
EV(電気自動車)向けバッテリー事業での米国展開が進展しています。ネバダ工場の効率化と新拠点建設が同時進行し、テスラをはじめとする顧客企業との関係強化を図っています。また、グループ横断でコスト構造改革を推進しており、赤字事業の整理や生産性改善が進んでいます。
👉 一言で言うと:「変革期を迎えた総合電機メーカー」。 - 見通しと課題:
中期的には、EV・環境・住空間の3領域を軸に再成長を目指しています。ただし、収益構造の転換には時間を要し、短期的には利益変動が大きい局面が続く見込みです。新技術開発と経営効率化の両立が今後の焦点です。
👉 一言で言うと:「構造改革を進める持続型メーカー」。
⑨ 岡三証券グループ(8609)
- 決算期:2026年3月期 第2四半期決算
- 業績結果:増収・減益
株式市場の取引活発化により手数料収入は増加しましたが、投資信託の評価損やシステム費用が利益を押し下げました。営業収益は堅調ながら、コスト負担が重く減益となりました。 - 注目点:
株式・投信販売に加え、ウェルスマネジメント分野の強化を進めています。個人投資家向けオンライン取引と店舗営業のハイブリッド体制を活かし、安定した顧客基盤を維持。また、企業オーナー層や地方顧客向けに承継・資産管理サービスを拡充するなど、サービスの多角化が進展しています。
👉 一言で言うと:「地域に根差した総合金融グループ」。 - 見通しと課題:
市場環境が改善すれば収益回復の余地がありますが、金利動向や市場変動の影響を受けやすい点は課題です。デジタル化を軸にした業務効率化と、長期資産運用ニーズへの対応が今後のカギ。収益構造をより安定化できるかが注目されます。
👉 一言で言うと:「短期変動を乗り越え、長期信頼を築く」。
⑩ 関西電力(9503)
- 決算期:2026年3月期 第2四半期決算
- 業績結果:減収・増益
電気料金の値下げや販売電力量の減少により売上は減少しましたが、燃料価格の安定化と原子力発電の稼働拡大により利益は増加しました。採算性の改善と経費抑制が奏功しています。 - 注目点:
原子力発電所の安定稼働と再稼働の進展が収益を支えています。再生可能エネルギーや地域電力事業の取り組みも強化され、電源構成の多様化が進展中です。また、脱炭素社会に向けた水素や蓄電技術への実証プロジェクトにも積極的に参画しており、次世代エネルギー分野での基盤づくりを加速しています。
👉 一言で言うと:「安定供給と脱炭素の両立を目指す電力会社」。 - 見通しと課題:
今後は電力自由化による価格競争や需要変動への対応が課題となります。再エネ拡大や送電網整備などの中長期投資も必要で、収益と投資負担のバランスが鍵です。地域密着型のエネルギー提供を強化しつつ、安定収益モデルの確立が求められます。
👉 一言で言うと:「利益安定の裏で構造転換を進める」。
⑪ 京セラ(6971)
- 決算期:2026年3月期 第2四半期決算
- 業績結果:減収・増益
主力の電子部品事業では需要が低迷したものの、コスト構造改革が進んだことで利益が増加しました。資産売却や為替影響もあり、収益性の改善が進展しています。 - 注目点:
構造改革の効果が着実に表れ始めています。電子部品や半導体関連の市況は依然厳しいものの、不採算事業の見直しや生産効率化が進み、利益体質が強化されています。また、車載向け・通信インフラ向けの部品需要には明るい兆しがあり、次の成長ドライバーを見据えた投資も継続しています。
👉 一言で言うと:「堅実な改革で再成長を狙う総合メーカー」。 - 見通しと課題:
短期的な需要回復には時間がかかる見込みですが、車載やエネルギー関連事業の伸びが将来的なけん引役となる可能性があります。為替変動や部材価格の影響を抑えながら、利益率の底上げを進めることが課題です。
👉 一言で言うと:「不況期に土台を整え、次の波を待つ」。
⑫ 協和キリン(4151)
- 決算期:2025年12月期 第3四半期決算
- 業績結果:減収・減益
主力製品の販売減と研究開発費の増加により、売上・利益とも前年を下回りました。円安の追い風はありましたが、製品構成の変化と一部製品の特許満了が影響しています。 - 注目点:
抗体医薬やバイオ医薬品の開発を中核に据え、重点領域であるがん・免疫・腎領域の研究を強化しています。後期臨床段階にある新薬候補が複数あり、2026年以降の承認・上市が期待されています。また、グローバル販売体制を見直し、欧米市場での展開力を高める取り組みが進んでいます。
👉 一言で言うと:「研究の年を経て次の成長を準備する製薬企業」。 - 見通しと課題:
新薬開発への投資が続く中、短期的には利益圧迫が避けられません。ただし、中長期的には次世代薬の上市により収益回復の見通しがあります。研究費と収益のバランスをいかに保つかが鍵であり、「攻めの研究」と「守りの経営」の両立が問われます。
👉 一言で言うと:「短期の我慢が将来の実りに変わる段階」。
⑬ 積水化学工業(4204)
- 決算期:2025年3月期 第2四半期決算
- 業績結果:増収・減益
海外の樹脂製品や高機能材料が堅調に推移したものの、住宅関連の需要減少や原材料費の上昇が影響し、利益は減少しました。売上は前年を上回ったものの、収益性の面では一服感が見られます。 - 注目点:
環境対応型製品や高性能素材の開発に注力しており、水インフラや医療分野での事業展開が進展しています。特にリサイクル素材やCO₂削減型製品など、社会課題の解決に直結する事業が成長をけん引。加えて、次世代住宅「スマートハウス」構想を中心とした住環境事業も中長期の成長軸として位置づけられています。
👉 一言で言うと:「環境と暮らしの両立を進める素材メーカー」。 - 見通しと課題:
短期的には建設需要の減速やコスト上昇が収益を圧迫する可能性がありますが、長期的には脱炭素や省エネ需要の拡大が追い風です。海外での販売拡大や技術革新による新分野開拓が期待されており、持続的成長に向けた事業構造転換が進んでいます。
👉 一言で言うと:「環境事業の芽を着実に育てる段階」。
⑭ 大阪ガス(9532)
- 決算期:2026年3月期 第2四半期決算
- 業績結果:増収・増益
海外エネルギー事業や電力販売の拡大が寄与し、売上・利益ともに増加しました。燃料価格が安定化したことでガス事業の採算も改善。国内外でバランスの取れた成長を実現しています。 - 注目点:
ガス販売に加え、再生可能エネルギーや水素・メタネーション技術など脱炭素分野への投資を強化しています。特に、米国でのLNG事業や再エネ電源開発が収益を下支え。国内では電力販売やエネルギーソリューションの提供を通じて「総合エネルギー企業」への転換を進めています。
👉 一言で言うと:「ガスからエネルギー総合企業へ進化する」。 - 見通しと課題:
燃料費や為替の変動が依然として業績リスクですが、再エネ事業の拡大と海外収益の安定化が中長期の成長ドライバーです。エネルギー転換に伴う投資負担を吸収しながら、収益性と環境対応を両立できるかが今後の焦点です。
👉 一言で言うと:「安定供給と環境対応の両立に挑む」。
⑮ 日本M&Aセンターホールディングス(2127)
- 決算期:2026年3月期 第2四半期決算
- 業績結果:増収・増益
中小企業の事業承継需要が回復し、M&A成約件数が増加しました。前年の不振期から業績が持ち直し、売上・利益ともに回復基調にあります。 - 注目点:
地域金融機関や専門家ネットワークとの連携を深め、全国規模での案件発掘体制を強化しています。AIを活用したマッチングシステムの導入により、成約スピードと案件の精度が向上。また、アジア地域を中心に海外案件も拡大しており、グローバルM&A支援企業としての基盤が整いつつあります。
👉 一言で言うと:「再成長の波に乗るM&Aリーディング企業」。 - 見通しと課題:
M&A市場は安定的に拡大が見込まれますが、競争の激化と人材確保が課題です。今後は、案件の質の向上とサービスの標準化を進め、顧客満足度と収益性の両立を目指しています。業界全体の拡大期を生かしながら、持続的な成長モデルの確立が焦点となります。
👉 一言で言うと:「質で勝負する次の成長フェーズへ」。
⑯ 日本たばこ産業(2914)
- 決算期:2025年12月期 第3四半期決算
- 業績結果:増収・増益
海外たばこ事業を中心に販売数量が増加し、為替の影響を含めて売上・利益ともに伸長しました。特に加熱式たばこの販売が拡大し、全体業績を押し上げています。 - 注目点:
加熱式たばこ「Ploom」シリーズが日本・欧州で好調に推移し、RRP(リスク低減製品)のシェア拡大が継続しています。また、米国Vector Group社の買収効果が寄与し、海外市場でのブランド力がさらに強化されました。コスト効率化と価格戦略の両輪で収益体質を改善し、国際競争力を高めています。
👉 一言で言うと:「グローバル展開で成長を続けるたばこ大手」。 - 見通しと課題:
新興国での規制強化や為替変動の影響を受けやすい一方で、RRP分野の拡大により長期的な成長余地は大きいです。たばこ以外の事業拡充(医薬・加工食品など)も進めており、ポートフォリオの多角化が進展しています。
👉 一言で言うと:「主力事業の安定と新領域拡大の両立を狙う」。
⑰ 日本航空(9201)
- 決算期:2026年3月期 第2四半期決算
- 業績結果:増収・増益
国内・国際線ともに旅客需要が回復し、売上・利益とも前年同期を上回りました。燃料価格の安定とコスト管理の徹底も収益改善に寄与している。 - 注目点:
企業・観光需要ともに回復基調が続いており、国際線では北米・欧州路線が特に好調です。新しい中期経営計画では「安全・品質の徹底」と「脱炭素への投資」を柱に掲げ、持続的成長を目指しています。マイル事業や貨物輸送も安定して推移しており、航空以外の収益源も拡大しています。
👉 一言で言うと:「回復から成長へ移行する航空大手」。 - 見通しと課題:
燃料費や為替変動など外部要因に左右されやすい事業構造が続くため、コスト効率の維持が重要です。パイロット関連の不祥事対応や人材再教育など、安全管理の再徹底も課題として残ります。長期的には、国際線ネットワークの拡充と次世代燃料の活用が収益成長の鍵です。
👉 一言で言うと:「安定運航と環境対応を両立させる段階」。
⑱ 武田薬品工業(4502)
- 決算期:2026年3月期 第2四半期決算
- 業績結果:減収・減益
主力製品「VYVANSE」の後発品影響が大きく、売上・利益とも前年同期を下回りました。為替の影響も減収要因となりましたが、成長製品群は堅調でした。 - 注目点:
グローバルでのパイプライン開発が順調に進んでおり、消化器系疾患・オンコロジー・希少疾患を中心に新薬候補が複数進行中です。また、中国Innovent社との提携でがん領域を強化し、長期的な製品ポートフォリオの拡充を進めています。コスト削減と経営効率化にも注力し、下期以降の収益改善を見込んでいます。
👉 一言で言うと:「研究開発で未来を切り拓くグローバル製薬」。 - 見通しと課題:
短期的には特許満了と後発品の影響が続く見通しですが、中期的には新薬承認や海外展開による再成長が期待されます。研究開発投資と財務健全性のバランスを維持しつつ、重点領域に集中できるかが成長のカギです。
👉 一言で言うと:「一時の減速を経て次の成長を準備する段階」。
おわりに
本記事をご覧いただき、ありがとうございました🐰
今回は全18社の決算を振り返りました。どの企業にもそれぞれの挑戦や変化があり、「決算」は単なる数字ではなく、企業のストーリーを映す鏡のように感じます。
好調な企業もあれば、一時的に減益となった企業もありますが、それぞれに次の成長への布石が見えてきました。短期の動きに一喜一憂するのではなく、「今の努力が未来にどうつながるか」という視点で見ると、投資の見方がぐっと広がります。
本シリーズが、皆さんが新しい銘柄と出会い、長期で応援したくなる企業を見つけるきっかけになれば嬉しいです🐰✨
本記事は以上です♪
本記事をご覧いただき、ありがとうございました!