うさたんの投資ブログ

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【リース業って何だろう?シリーズ④】 業界全体を俯瞰してみよう

 

こんにちは!うさたんです♪

 

今回はリース業についてのシリーズ④です♪

 

★前回までの記事はこちらです♪

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前回のシリーズ③では三菱HCキャピタル東京センチュリーを比較しましたが、リース業界にはまだまだ個性豊かな会社が存在します。銀行系の安定型、専門分野に強い会社、事業投資まで広げる多角型など、その戦略はさまざまです。

 

そこで、本シリーズでは、次の5社を取り上げてご紹介します。

  • ①芙蓉総合リース(8424)
  • ②リコーリース(8566)
  • ③NECキャピタルソリューション(8793)
  • ④オリックス(8591)
  • ⑤みずほリース(8425)

同じ「リース会社」という分類でも、事業構造や強みは驚くほど違います。ポートフォリオや戦略を見ることで、それぞれの性格がよりはっきり見えてきます。

では、順番に見ていきましょう🐰✨

 

本記事が、リース業を理解するきっかけや、企業を見る視点を深める参考になれば嬉しいです!

 

 

 

①芙蓉総合リース

 

芙蓉総合リースの最大の特徴は、CSV(共創価値の創造=社会に役立ちながら利益も出す考え方)を経営の中心に据えていることです。

リースで利益を上げるのではなく、「社会課題の解決」と「企業価値向上」を同時に実現することをはっきりと掲げています。

①社員の挑戦と成長、②相互信頼と共創、③社会課題の解決。

この3つを価値創造の軸とし、経済価値と社会価値(社会への貢献)の両立を目指しています。この考え方が、会社全体の戦略にまで反映されている点が印象的です。

事業面では、不動産と航空機という二つの柱が大きな存在感を持っています。不動産は毎年安定して利益を生みやすい分野として堅調に推移し、航空機も利益の柱へと育っています。特定の事業だけに頼るのではなく、いくつもの柱で利益を出す形で収益を作る構造へ進化しているのが特徴です。

さらに、エネルギー・脱炭素分野(CO2を減らす取り組み)への投資にも積極的です。太陽光や風力など自然エネルギー(再生可能エネルギー)やCO2削減への貢献を数値目標として掲げ、実際に資金を投じています。ESG(環境・社会・企業統治を重視する考え方)を単なる取り組みではなく、事業として育てている点に本気度を感じます。

安定と成長、そして社会性。そのバランスを高い水準で取ろうとしている総合型リース会社。それが芙蓉総合リースの魅力です🐰

 

②リコーリース

 

リコーリースは、大型不動産や航空機といった巨大アセット(高額な大型資産)を中心にするタイプではありません。その代わりに、中堅・中小企業向けのきめ細かな金融サービスに強みを持っています。

医療・調剤分野向けのリースや、企業の代わりにお金を回収するサービス、ファイナンスサービス(資金面の支援)など、リースを起点に周辺領域へ広げたビジネスモデルを構築しています。単発の大型利益ではなく、積み上げ型の安定収益構造です。

景気が大きく変動する局面では、巨大投資型の会社は業績の振れ幅が大きくなることもあります。一方、リコーリースのように分散型で積み上げ型のモデルは、比較的業績のブレが小さくなりやすい特徴があります。

堅実で継続力のある経営。守備力の高いリース会社という印象です。

 

 

 

③NECキャピタルソリューション

 

NECキャピタルソリューションは、もともとNECのパソコンやサーバーなどをリースする会社としてスタートしました。そのため、IT機器にとても強い会社です。

企業や役所が使うパソコン、ネットワーク機器、データを保管する設備などをリースし、その管理までサポートしています。ただ貸すだけでなく、「IT環境を整えるお手伝い」をしているイメージです。

また、自治体や官公庁との取引が多いことも特徴です。役所のシステムや公共施設の設備など、社会インフラに関わる分野を支えています。こうした分野は景気に左右されにくく、安定しやすいという強みがあります。

さらに最近は、リースだけでなく、事業への出資や資金提供の方法も広げています。お金の出し方の選択肢を増やしながら、ITや公共分野を支える会社へと進化しています。

「IT×公共」という安定した土台を持つ、少し専門性の高いリース会社。それがNECキャピタルソリューションの特徴です。

 

④オリックス

 

オリックスはリース会社としてスタートしましたが、現在はもはや「リース会社」と呼ぶには収まりきらない存在です。不動産、空港運営、再生可能エネルギー、銀行、保険、事業投資など、幅広い事業を展開しています。

最大の特徴は、投資と事業の両輪を持っていることです。リース収益だけでなく、事業投資によるキャピタルゲインや配当収益も生み出しています。そのため、景気循環の中でも複数の収益源を持つ構造になっています。

また、海外展開も進んでおり、地域分散が効いている点も強みです。国内景気だけに左右されないポートフォリオを築いています。

リース業界の中では規模・多角化ともに突出しており、総合資産運用・投資グループといった方がしっくりくるかもしれません。攻守ともに強い存在です。

 

⑤みずほリース

 

みずほリースは、みずほフィナンシャルグループ系のリース会社です。銀行系ならではの信用力と資金力が大きな土台になっています。

銀行との連携により大型案件にも対応できる強みがあり、安定的な事業基盤を持っています。一方で、不動産や環境エネルギー分野への投資、M&Aによる事業拡大、海外展開の強化など、成長志向の取り組みも進めています。

銀行系というと保守的な印象を持つ方もいるかもしれませんが、みずほリースは安定を軸にしながらも、次の成長領域へ着実に踏み出している会社です。

守りの信用力と攻めの投資。そのバランス型ポジションに位置する存在だと感じました。

 

 

 

最後に5社の特徴を表形式でご紹介します。

 

項目 ①芙蓉総合リース ②リコーリース
事業内容 不動産・航空機・エネルギーなどを柱とする総合リース。CSV経営を掲げ社会課題解決と成長を両立 中小企業向けリース、医療・調剤分野、集金代行など積み上げ型の安定収益モデル
特徴 不動産・航空機+CSV経営 中小企業・医療分野に密着
性格 バランス型 守備型
時価総額 4,221億円 2,002億円
設立 1969年5月 1976年12月
上場 2004年12月 1996年1月
株価 4,577円 6,160円
配当 158円 185円
配当利回り 3.40% 2.89%

※時価総額、株価、配当、配当利回りは 2026年2月27日(金)終値時点 の数値です。

 

項目 ③NECキャピタルソリューション ④オリックス ⑤みずほリース
事業内容 ICT・公共分野に強み。官公庁向けやインフラ案件も展開 リースを起点に不動産・空港・再エネ・保険など多角化した総合金融グループ 銀行系の信用力を活かし、不動産・環境エネルギー・海外展開も強化
特徴 ICT・公共特化 総合投資・世界展開 銀行系+拡大戦略
性格 ソリューション型 攻守万能型 安定成長型
時価総額 944億円 6.4兆円 4,321億円
設立 1978年11月 1964年4月 1969年12月
上場 2005年2月 1970年4月 2004年10月
株価 4,270円 5,543円 1,529円
配当 150円 120円 50円
配当利回り 3.42% 2.17% 3.27%

※時価総額、株価、配当、配当利回りは 2026年2月27日(金)終値時点 の数値です。

 

 

 

こうして並べてみると、同じリース業でも方向性がまったく異なることがわかります。

リース業は安定と言われることが多い業界ですが、その中身は決して一色ではありません。資産の持ち方、投資先の分野、海外比率、リスクの取り方によって、将来の成長イメージも変わってきます。

だからこそ、ポートフォリオを見ることはとても重要です。それは単なる数字の集合ではなく、その会社がどこに未来を賭けているのかを示す設計図のようなものだからです。

次回は、いよいよシリーズ最終回です🐰

本記事が、リース業への理解を深める一助となれば嬉しいです🐰✨

 

本記事は以上です♪
ご覧いただき、ありがとうございました!

 

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