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来期以降の高成長に期待✨決算振り返り【日本M&Aセンターホールディングス/2025年度本決算】

 

こんにちは!うさたんです♪

 

日本M&Aセンターホールディングス(以下、日本M&A)の2025年3月期本決算が、2025年4月30日に発表されました✨

 

今回の本決算について一言で言うと、来期以降の成長性に期待できる内容でした!

 

本記事では、日本M&Aの本決算について振り返りたいと思います!

 

皆様の気付きや、株式購入前の投資判断の一つとして、参考になれば嬉しいです(*^▽^*)

 

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2025年本決算の結果(決算サマリー)

 

決算サマリー

 

出典:日本M&A『2025年3月期 決算短信


売上高は前年同期比より、-0.1%減少しました。

 

ただ、営業利益経常利益当期純利益増益です。

 

これらの結果になった理由について、次の通りです。

 

1.売上・利益の動向

・売上高は微減となったものの、営業利益・経常利益・純利益は着実に増加した
成約件数は減少しましたが、1件あたりのM&A成約単価が上昇したことで収益を下支えした
ミッドキャップ(手数料1億円以上等)の案件が増加し、高単価案件へのシフトが進んだ
2.成約件数減少の理由

M&A業界全体で競争が激化し、成約件数は前年より減少(▲7.3%)した
・競争激化の背景には、中小M&Aガイドライン(2024年改訂)による手数料透明化や買収者選定の厳格化、仲介業者の増加(約680社)などがある
M&Aプロセスに約1年間かかってしまう
3.収益性維持の理由

・単価上昇により、成約件数減少の影響を吸収し、営業利益率は37.9%から38.4%へ改善した
・コスト抑制や経費管理が機能し、収益体質が強化された
・DX(デジタル化)投資やAIマッチング、Salesforce導入による業務効率化、案件化期間の短縮(90日→59日)など、プロセスの高速化が進んだ

 

今期は成約件数が減少しちゃったんだね💦たしか前回の3Q決算にも記載していたかも

成約件数の減少は前回の決算短信からでも指摘されていたんだ。成約してから1年近く時間がかかることもあるんだ

 

 

 

 

来期の見通し

 

  売上高 増減率 営業利益 増減率 経常利益 増減率 四半期純利益 増減率 EPS 増減率
26年通期 46,300 5.0% 17,000 1.7% 17,000 0.5% 11,000 0.4% 34.67 0.4%
25年通期 44,077 -0.1% 16,715 4.0% 16,918 2.4% 10,995 2.1% 34.54 4.5%

 

来期は、前年度より上昇見込みです。

 

ただ、思ったより上昇幅が少ない印象があります。

 

上昇幅の少なさについて、私は、特に問題ない認識です。

 

というのも、来期以降に高成長を見込めるからです

 

出典:日本M&A『2025年3月期 決算説明資料』

 

成約率向上のため、コンサルタントのレベルアップや、正常な業績達成サイクルを取り戻すこと等、常に改善し続けています。

 

改善し続けながら、ゆっくり利益増益や資産増額しながら、成長するものだと思います。

 

長い目で見て、ゆっくり着実に成長して欲しいです(*^▽^*)

 

 

 

 

 

過去5年間の時系列分析

 

本章では過去5年間の業績について、比較したいと思います。

 

経営成績

 

  2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
売上高 36,130,466 40,401,573 41,315,716 44,136,889 44,077,707
営業利益 16,408,193 16,430,102 15,298,332 16,066,977 16,715,661
当期純利益 11,434,801 11,488,350 9,851,188 10,743,691 10,968,168
EPS 34.70 34.60 29.76 33.04 34.54

※単位:千円 (EPSだけ単位:円)

 


売上高は、今期(2025年度)のみ減少しました。これは、成約件数の減少が影響しています。

 

各種利益(営業利益や当期純利益)は、2023年度に減益になりました。

2023年度を振り返ると、売上原価販管費の増加が営業利益や当期純利益の減益に影響しました。

 

2024年以降は、順調に成約件数が増加し、巻き返しました。

 

 

財政状態

 

  2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
資産 55,558,640 58,919,184 65,765,062 58,640,609 61,786,402
負債 10,131,297 7,893,181 11,044,524 14,666,996 14,196,818
有利子負債(流) 500,000 0 0 1,400,000 1,400,000
有利子負債(固) 0 0 0 4,900,000 4,000,000
純資産 45,427,342 51,026,002 54,720,538 43,973,612 47,589,584
利益剰余金 42,575,884 47,822,611 51,052,399 54,158,155 56,951,849
自己資本比率 81.3% 86.1% 82.8% 74.9% 76.4%

※単位:千円

 

 

資産は、2023年度に大きく増加しました。ただ、翌年の2024年度に下落となっています。

 

これは、日本M&Aの資産ポートフォリオの再編による資産運用戦略の転換が反映された結果だと思います。主に流動資産現金売掛金が減少しています。

 

今期の2025年度は2023年度より少ないですが、持ち直しています。

 

 

負債は、年々増加傾向です。

 

気になるのが有利子負債です。2022年と2023年にゼロになりましたが、2024年以降、復活しています。

 

有利子負債は、レバレッジ(=借金をして多くのお金を活用する)を利かせた経営ができるメリットがあります。

 

ですが、返済が必要になるため、リスクが伴います。

 

 

純資産は、増減を繰り返しています。

 

配当金の原資になる利益剰余金は、綺麗な右肩上がりで増加中です。

 

利益剰余金は、企業成長のために活用したり、いざというときのためのお金にもなります。そして、株主還元にも利用可能です。

 

利益剰余金が年々増加しているので、今後期待大です♪

 

財政状態で気になったのが、自己資本比率の高さだよ。80%前後で推移し業界最高水準を維持しているんだ

安全性が高いね!

2022年3月期に86.1%のピーク後、2024年3月期は74.9%に低下したものの依然高水準だからね。負債が増加傾向だけど、純資産が8割を占めているから、安心だよ

 

 

 

 

 

キャッシュ・フロー

 

  2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
営業CF 11,458,711 11,099,984 8,153,399 10,527,579 13,116,373
投資CF 22,324,721 270,480 -3,999,003 -18,204,437 -11,982,645
財務CF -3,095,947 -5,943,800 -6,093,808 -15,232,804 -8,753,570
フリーCF 33,783,432 11,370,464 4,154,396 -7,676,858 1,133,728

※単位:千円

 

この中で最も気になるのが、2024年度のフリーCFがマイナスに転じたことです。

 

ですが、これは問題ありません。

 

フリーCFがマイナスに転じたことについて、2024年度は、投資CFが大幅にマイナスになったことが影響しています。

 

※具体的には、投資有価証券の取得や、長期預金の増加に伴い支払いが増加しました

 

これらは、将来の利益に繋がるための、特に問題ありません。

 

投資CFが大幅にマイナスになることは積極的に攻めている姿勢の表れなんだ

利益を求めているんだね!

でも、一時的とはいえ、フリーCFがマイナスになったことは、その分リスクがあるんだ。今回は問題なかったけど、基本的にマイナスにならないようにすべきだよ

 

 

 

 

関税と為替の影響

 

関税


関税による直接的な影響は少ないと言えます。


主要収益源はM&A仲介手数料であり、関税が直接的に影響する商品貿易や製造業とは異なるビジネスモデルだからです。

 

 

為替


為替による直接的な影響は少ないと言えます。

ただし、間接的な影響は可能性としてあります。

 

例えば、クライアント企業が海外事業を展開している場合、クライアント企業が為替の影響を受けることで、案件成立に影響が出る可能性があります。

 

また、為替相場の急変が日本企業のM&A意欲に影響を及ぼす可能性もあります。

 

今後の為替について注意が必要だね♪

 

 

 

 

 

うさたんのぷちっとプチ情報

 

株主還元

 

出典:日本M&A『2025年3月期 決算説明資料』

 

株主還元に力を入れていることが伝わります!

 

現在の配当利回りは、4.26%です。(2025年5月2日の株価681.1円での利回り)

 

4%を超えているため、十分高配当と言えます(*^▽^*)

 

今期の配当金予想は据え置きになりましたが、特別配当分の6円がプラスの状態です。

 

※本来は6円マイナスになってもおかしくありません💦

 

配当性向は引き続き83.6%と高い水準を維持しています。

 

若干辛いですが、どこかのタイミングで配当金の減配があるかもしれません。

 

ですが、仕方が無いと思います。

 

配当金が無配(ゼロになる)より、全然良いです。

 

10年20年と、ゆっくり着実に利益増益しながら、配当金が増え続けて欲しいです。

 

 

 

 

 

株価

 

 

決算発表後、株価が大きく上昇しました。

 

決算発表日の4月30日の株価は、585円でした。

 

翌日は、株価が急上昇しました。

 

ちょうど記事を書いている今の株価(5月2日9時30分付)は、681円です。

 

株価が上昇している理由は、人材育成や組織力強化を図っていること(コンサルタントのレベルアップや増員)や、持続的成長サイクルの構築方針を明確に示したことが影響しています。

 

将来に期待できることが投資家や株主に安心感を与え、株価上昇に繋がりました。

 

わぁ~!決算発表で100円も上がった♪

急上昇したね。今後も成長し続けると思うから期待大だ

 

 

グッドニュース(M&A累計成約実績が1万件✨)

 

最後にグッドニュースについてご紹介します。

 

www.nihon-ma.co.jp

 

M&A累計成約実績が1万件を突破しました!

 

これだけの実績を作り出すのは至難です。

 

顧客のニーズに真摯に向き合い、クオリティが高いからこその結果です。

 

昨今、上場企業の子会社再編や事業再編による大型M&A案件が増加傾向にあります。

 

人材育成や組織力強化により、競争力が高まっています。

 

M&A累計成約実績が1万件という、業界トップの実績とノウハウ、デジタル戦略、グローバル展開、そして事業承継市場の拡大という追い風を受け、今後も高い成長と社会的な役割拡大を期待したいです(*^▽^*)

 

本記事は以上となります♪
本記事をご覧いただき、ありがとうございました!

 

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