うさたんの投資ブログ

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営業利益率66%超!高収益企業・オービックの決算を徹底振り返り【2026年1Q】

 

こんにちは!うさたんです♪

 

今日は2025年7月23日(水)に発表したオービック(4684)の2026年1Q決算についてご紹介します♪


★過去記事はこちらです♪

usausa-toushi.com

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オービックと言えば、営業利益率が非常に高いことで有名です✨

 

株式投資では「利益率が高い企業は強い」とよく言われますが、実際どの程度が高いのか分かりにくいこともありますよね。

 

たとえば、営業利益率が10%で優良、20%なら超優良とされる中、60%超えの企業があるとしたら驚きではないでしょうか?

 

今回ご紹介するオービックはまさにその代表格。2026年3月期1Q決算でも、驚異の利益率を維持しながら着実な成長を遂げています。

 

本記事では、オービックの2026年3月期1Q決算をもとに、企業の業績内容と今後の注目ポイントをわかりやすく整理していきます。

 

特に「高収益・高効率・安定成長」というキーワードを軸に、ぜひ知っておきたい視点を交えながらご紹介します🐰✨

 

ポイント!オービックは何をしている企業?

オービックは、企業向けの業務ソフトウェア、いわゆるERP(統合基幹業務システム)を自社で開発・販売しているIT企業です。主力製品「OBIC7シリーズ」は、会計や人事、販売管理など、企業活動に必要なあらゆる業務を一元管理できるシステムで、大手・中堅企業からの信頼も厚く、安定した導入実績があります。

 

開発から販売、導入、アフターサポートに至るまでをすべて自社で完結しているため、効率的な経営体制が整っており、驚異的な利益率を実現しています。しかも営業体制は直接販売に特化しており、販売チャネルをシンプルに保つことで、顧客との密な関係構築にも成功しています

 

 

 

 

今回の決算の総括

 

出典:オービック『第1四半期決算短信[日本基準](連結)』2025年7月23日

 

2026年3月期 第1四半期のオービックの業績は、非常に好調でした。前年に続き、安定した成長基調が確認できました!

 

  実績(百万円) 前年同期比
売上高 32,431 12.7%✨
営業利益 21,479 15.2%✨
経常利益 27,238 18.0%✨
四半期純利益(親会社) 19,512 16.3%✨

 

決算サマリーには載っていない、営業利益率を算出します♪

営業利益率

66.2%✨

【計算式】
営業利益÷売上高×100

21,479÷32,431×100

 

今回の決算で特筆すべきは、いずれの利益項目も前年を大きく上回る2桁成長を実現している点です。特に営業利益率は66.2%という非常に高い水準で、前年の64.8%をさらに上回りました。

 

ここまで高い営業利益率を維持できている企業は、日本の上場企業の中でも数えるほどしか存在しません。製造業などであれば5~10%、ITサービス業でも20%台が一般的な中で、60%を超えるのはまさに別格といえます。

 

この数字は、単に売上が伸びただけでは達成できません。コスト構造やビジネスモデルの効率性、営業体制の合理性など、企業の経営そのものが洗練されていることの証明でもあります。

 

とても魅力的なことだと思います。費用対効果が高く、ムダのないビジネスモデルです。このビジネスモデルが続く限り、成長し続けると考えられます。過去は未来を保証しないと言われますが、この実績は将来の結果を裏切らない可能性が高いと思います🐰✨

 

また、最終利益の伸びも安定しており、売上増に加えて投資収益や財務体質の良さが全体を後押ししていることが読み取れます。

 

うさたんは財務体質の良さが魅力的だと思っているよ!自己資本比率86.8%もあるんだよね!✨

自己資本比率が高いよね。いぬたんは75%以上あると長期的に不安要素は少ないと思っているよ。あと、オービックの営業利益率が高いには高いなりの理由があるよね。いぬたんが考える理想的なビジネスモデルや費用対効果を高める内容が全て詰まってるよ

 

 

 

売上・利益の増減要因

 

今回の好決算は、一時的な要因ではなく、オービックが長年にわたり積み重ねてきた事業基盤の強さと、外部環境の変化を的確に捉えた戦略が功を奏した結果だと考えられます。

 

まず最初に挙げられるのが、「OBIC7シリーズ」の高い引き合いです。

 

会計や人事などの基幹業務を中心に、企業のあらゆる業務を一元的に管理できるこのソフトは、クラウドERPとしての導入のしやすさや拡張性に優れており、導入後も高い満足度を維持しています。特に、大手・中堅企業を中心とした新規案件の獲得が売上増加の原動力となりました。

 

また、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の流れも追い風になっています。昨今では業種を問わず、社内業務の効率化やクラウド化への移行が求められる中で、同社のように包括的かつ柔軟に対応できるソリューションが選ばれる傾向にあります。

 

さらに注目したいのが、営業外収益の強さです。受取配当金や投資有価証券の売却益が、前年同期比で大きく伸びており、たとえば配当収入は前年の18億円弱から、今回25億円超まで増加。これは、長期的に保有している株式などから安定して利益を得られていることを意味します。

 

財務基盤が強固であるからこそ、こうした余剰資金を効率的に運用し、本業以外でも企業価値を高めている点は、オービックの大きな魅力です。

 

 

 

セグメント別の状況

 

オービックの事業は主に3つのセグメントで構成されています。それぞれの動向を詳しく見ていきましょう。

 

✅ システムインテグレーション事業

・主力の「OBIC7シリーズ」を中心とした業務システムの導入支援・開発を行う事業である
・2026年3月期第1四半期では、売上高が135億51百万円(前年同期比+13.8%)、営業利益は83億86百万円(+15.4%)といずれも2桁成長を記録した
・新規案件の受注が増えただけでなく、既存顧客からの追加開発や保守契約も順調に伸びており、同社の高付加価値モデルがいかに評価されているかが分かった

✅ システムサポート事業

・システムの保守運用やクラウド提供など、導入後の継続的なサービスを提供する分野である
・売上高は169億58百万円(+12.9%)、営業利益は125億6百万円(+16.1%)と、こちらも安定した成長を見せている
クラウドサービスの普及が進む中、同社の自社クラウドセンターを活用した安全性や信頼性の高いサービス提供が顧客からの高評価につながっている

✅ オフィスオートメーション事業

・オフィス機器や周辺機器の販売を中心とした部門である
・売上高は19億21百万円と前年同期比で+3.5%の微増だが、営業利益は5億85百万円と▲3.6%の減少となった
・市場としては成熟期に入っており、利益率や成長性という点では今後のテコ入れが必要と考えられる

 

※注意点 なお、各セグメントの個別要因については決算短信に明記されていないため、過去の決算傾向等を参考にしましたm(__)m

 

総じて、システムインテグレーション事業システムサポート事業の2つの中核事業が堅調に成長を続けていることが、全社の業績をしっかり支えている構図です。

 

 

 

今後の見通しと注目点

 

本決算に対する業績予想について、次のような見通しを掲げています。

 

  通期見通し(百万円) 前期比
売上高 133,400 10.0%
営業利益 86,200 10.0%
経常利益 97,300 8.4%
純利益 70,000 8.3%

 

この数字を見ると、オービック短期的な業績だけを追うのではなく、長く安定して成長することを大切にしているのが伝わってきます。

 

なんで「長く安定して成長してる」ってわかるの?

売上も利益もほどよく2桁成長を見込んでるけど、無理な数字じゃないんだよ

たしかに!急にグンって増やすんじゃなくて、じわじわ伸びてる感じだ♪

それに、クラウド設備投資とか、未来への準備もちゃんとしてる。焦って稼ぐより、コツコツ積み上げていくタイプだよ🐾

 

経済の先行きが読みにくいなかでも、焦らず地道に成果を積み重ねている姿勢は、長期で株を持つ投資家にとってとても心強いです。

 

特に注目したいのは、クラウド関連設備への投資を続けている点です。決算短信にも「クラウド関連施設の設備増強」と記載があり、今後の利用拡大に備えてしっかり準備している様子がうかがえます。また、以前の開示資料では「ビジネスモデルの特許出願・登録を推進中」といった内容もあり、独自性を守る工夫もしています。

 

それだけではありません。健康経営やESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みにも熱心で、「健康経営優良法人(ホワイト500)」に何度も認定されている実績があります。働く人を大切にしている会社って、サービスの質やお客様への対応にも良い影響が出やすいと思います。

 

こうした財務面と非財務面のバランスがとれた経営は、安心感がありますよね。オービックは、今後も安心して長く持てる銘柄として、投資家からの注目が続きそうです。

 

 

 

投資家としての視点・所感

 

投資家の視点で見た場合、オービックは「長期投資に適した高収益・高効率企業」であることが、今回の決算からもはっきりと分かります。

 

まず財務の健全性は非常に高く、自己資本比率は86.8%。現金および現金同等物は1,990億円以上と潤沢で、有利子負債はゼロ。一言で言うと理想的です…!

 

これはつまり、金融市場の動揺や為替変動、金利上昇など、外部のショックに対しても非常に強い耐性を持っているということです。

 

たとえば、現在話題となっている半導体やIT製品への輸出入に関する関税問題、為替の円安進行、そして将来的な金利上昇といったマクロ経済の変化が企業にとってリスク要因となる中、オービックは製造業ではないため、原材料の仕入れコストや為替影響を比較的受けにくい立場にあります。また、自己資本が潤沢で無借金経営を続けているため、金利上昇による調達コストの上昇とも無縁です。

 

私たち個人投資家にとても嬉しい施策も実施しました。2024年10月には1株を5株に分割する株式分割を実施しており、個人投資家にも購入しやすい環境を整えました。これにより、投資単価が下がり、オービックの株を「身近な投資先」として選ぶ人が増えることが期待されます。

 

配当についても、2026年3月期の年間配当は74円を予定(株式分割後換算)。現在の株価水準を考慮すると、配当利回りが1.37%で高配当株とは言えないかもしれませんが、業績連動型の安定的な還元姿勢がうかがえます。

 

配当金の増配が期待できるよ🐶

 

今後の注目ポイントとしては、クラウド事業の拡大、さらなるERPの市場拡大、そして中長期的な特許戦略や投資戦略の成果です。これらはいずれも、企業としての成長性と持続可能性を示す重要な指標となるでしょう。

 

 

 

まとめ

 

オービックって、数字を見るだけでもすごいって分かるけど、セグメントの成長等、将来が期待できるよね🐰✨

売上も利益も成長してるし、営業利益率が60%以上っていうのは他にない強みだよ

クラウドサービスも自社で運用してて、安定してるのが安心だね。新しい取り組みも多いし!

そうそう。短期的にドカンと稼ぐんじゃなくて、しっかり積み上げるタイプの会社だ

決算だけじゃなくて、株主還元にもちゃんと目を向けてるのが好印象だよ〜

2024年10月に株式分割もあって買いやすくなったし、財務も超健全。現金も豊富で無借金ってすごいよ

まさに長期投資したい企業だね🐰

まさにそう。こういう企業を見つけて、買い増しするのが投資の王道だよ。でも、今は株高だから、ほんの少しだけお買い得になったら買い増しを検討したいな

お買い得なタイミングが来たら嬉しいな~♪

 

本記事は以上となります♪
本記事をご覧いただき、ありがとうございました!

 

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