
こんにちは!うさたんです♪
前回は、分散投資のメリット・デメリットについてご紹介しました。
今回は、その続きとして、「資産全体で考える」ということについてご紹介したいと思います。
株式投資をしていると、「この企業の株価が上がった」「決算が良かった」「配当金が増えた」など、一社ごとの結果が気になることは多いと思います。もちろん、それ自体は決して悪いことではありません。
しかし、一社ごとの結果だけに注目していると、資産全体として順調に成長しているのか、それとも投資目的へ近付いているのかが見えにくくなることもあります。
だからこそ私は、一社一社を大切にしながらも、資産全体(ポートフォリオ全体)としてどうなっているのかを意識するようにしています。
もちろん、投資には絶対に正しい方法や100%再現できる方法はありません。集中投資で大きな成果を上げている方もいれば、分散投資で着実に資産を積み上げている方もいます。
そのため、本記事でご紹介する内容も、数多くある投資方法・考え方の一つです。「私はこんな考え方で投資をしています」という一例として、参考程度に読んでいただければ嬉しいです🐰
2,000万円を二つのパターンで考えてみる
ここでは、手元にある2,000万円を投資すると仮定して考えてみます。
例えば、次の二つの投資方法があったとします。
| 項目 | 集中投資 | 分散投資 |
|---|---|---|
| 投資資金 | 2,000万円 | 2,000万円 |
| 保有銘柄数 | 10銘柄 | 100銘柄 |
| 1銘柄あたり | 200万円 | 20万円 |
もちろん、どちらが正しいという話ではありません。どちらにもメリット・デメリットがあり、投資目的や考え方によって選択は変わります。
ただ、一社あたりへ投資する金額が異なることで、株価や配当金、そして資産全体への影響の受け方は大きく変わってきます。
今回は、この違いを「資産全体(トータル)で考える」という視点から見ていきたいと思います。
株価や配当金への影響
まずは、株価や配当金について考えてみます。
例えば、保有している企業の一社が新商品や新サービスをヒットさせ、業績が大きく伸びたとします。株価は2倍になり、毎年増配も続けてくれました。
集中投資の場合は、一社へ200万円投資しています。そのため、株価が上昇した時の含み益も大きくなり、受け取る配当金も大きく増えることになります。つまり、良い影響を大きく受けられることが、集中投資の魅力です。
しかし、その反対もあります。
期待していた企業が業績悪化や減配、無配になった場合はどうでしょうか。今度は、その悪い影響も200万円分受けることになります。
つまり、集中投資は良い影響も大きい一方で、悪い影響も大きく受けるという特徴があります。
一方で、100銘柄へ分散投資している場合は、一社あたり20万円です。一社が大きく成長しても、資産全体への影響は集中投資ほど大きくありません。しかし、その企業が株価下落や減配になったとしても、資産全体への影響は比較的小さく抑えられます。
言い換えれば、良い影響も悪い影響も、良い意味で分散されるということです。
もちろん、100社すべてが同じような値動きをすることはありません。株価が大きく上昇する企業もあれば、一時的に業績が低迷する企業もあります。増配を続ける企業もあれば、据え置きや減配となる企業もあるでしょう。
だからこそ私は、一社一社の結果だけを見るのではなく、資産全体として投資目的へ近付いているかを意識することが大切だと思っています。
投資をしていると、「この企業はもっと成長すると思っていた」「反対に、予想以上に成長してくれた」ということは珍しくありません。そのような予想との違いも、一社へ大きく投資していると資産全体へ与える影響は大きくなります。
一方で分散投資では、一社の結果だけで資産全体が大きく変わることは少なくなります。期待以上の企業があれば、期待以下の企業もあるかもしれません。しかし、それらを資産全体として受け止められることが、分散投資の考え方だと私は思っています。
🌟株価・配当金への影響の違い
| 比較項目 | 集中投資 | 分散投資 |
|---|---|---|
| 株価上昇🚀 | 恩恵を大きく受けられる | 恩恵は比較的小さい |
| 株価下落💦 | 影響が大きい | 影響は比較的小さい |
| 増配🚀 | 配当金が大きく増えやすい | 少しずつ増えやすい |
| 減配・無配💦 | 影響が大きい | 比較的影響は小さい |
一社だけを見ると、どうしても気持ちが振り回されちゃいそうだね💦
分散投資では『この企業はどうだったか』だけじゃなく、『資産全体ではどうだったか』を見ることが大切なんだ。一社ごとの結果に一喜一憂しにくくなることも、中長期投資では大きな強みになると思うよ🐶
一般的に「悪い」と言われる出来事も考えてみる
株式投資では、企業の成長だけではなく、一般的に「悪い」と言われる出来事についても考えておくことが大切だと思っています。
例えば、企業不祥事や大規模な情報漏えい、粉飾決算などが発覚すれば、その企業の株価が大きく下落することがあります。
また、リーマン・ショックのような金融危機やリセッション(景気後退)、急激な金利上昇など、市場全体へ影響を与える出来事が起こる可能性もあります。
もちろん、そのような出来事が起こるかどうかを正確に予測することはできません。
また、投資には絶対に正しい方法や再現性もありません。
中長期では、あまり相場を気にせず保有し続けるという考え方も、一つの有効な投資方法だと思います。特に、世界中へ幅広く分散投資しているオルカン(全世界株式インデックスファンド)のような商品は、その考え方と相性が良いと感じています。
一方で、個別株投資では、一社ごとの業績や経営方針、株主還元などによって資産への影響が変わります。そのため、インデックス投資以上に企業の状況を確認しながら、中長期で保有できるかを考えることが大切だと私は思っています。
「もし、そのような出来事が起こったらどうなるだろう」と考えておくことは、とても大切だと思っています。
例えば、集中投資の場合、一社へ200万円投資していた企業で大きな不祥事や業績悪化が起きると、その影響は資産全体へ大きく及びます。
一方で、100銘柄へ分散投資している場合は、一社あたり20万円です。
もちろん、その企業が下落すれば損失は出ます。しかし、残りの99銘柄の企業が順調であれば、資産全体への影響は比較的小さく抑えられる可能性があります。
また、金融ショックやリセッションのように市場全体が下落した場合でも、業種や企業によって影響の大きさは異なります。
景気敏感株が大きく下落する一方で、生活必需品や情報通信など、比較的影響が小さい企業もあるかもしれません。
つまり、良い影響だけではなく、悪い影響についても資産全体で受け止めやすくなることが、分散投資の特徴だと私は考えています。
もちろん、分散投資をしていても資産が減ることはあります。
しかし、「絶対に損をしない」ことを目指すのではなく、万が一の出来事が起きた時でも、資産全体への影響を少しでも抑えられる可能性があるという点は、分散投資の大きな魅力ではないでしょうか。
🌟一般的に「悪い」と言われる出来事の資産への影響
| 出来事 | 集中投資 | 分散投資 |
|---|---|---|
| 企業不祥事 | 資産への影響が大きい | 一社の影響を抑えやすい |
| 業績悪化・減配 | 大きく影響を受ける | 比較的影響を分散しやすい |
| 金融ショック | 資産全体が大きく動きやすい | 業種分散によって影響を和らげられる可能性 |
| リセッション | 一社への依存が大きいほど影響を受けやすい | トータルで受け止めやすい可能性 |
なぜ「トータル」で考えることが大切なのか
企業にとって理想は、売上や利益、株価、配当金が何十年も右肩上がりで成長し続けることだと思います。
しかし、それを実現し続けることは決して簡単ではありません。
例えば、金利や為替の変化、景気の悪化、原材料価格の高騰、競合企業の参入、技術革新、私たち消費者のニーズの変化、さらには取引先の状況など、企業を取り巻く環境は常に変化しています。
どれだけ優れた企業でも、こうした外部要因の影響を完全に避けることはできません。
そのため、これまで順調に成長してきた企業でも、どこかで成長が鈍化したり、一時的に業績が悪化したりすることは十分考えられます。
反対に、これまであまり注目されていなかった企業が、新しい事業や市場の変化をきっかけに大きく成長することもあります。
未来を100%予測することは、誰にもできません。
だからこそ私は、長く応援したいと思える企業を少しずつ積み重ね、資産全体として成長を目指すという考え方を大切にしています。
もちろん、分散投資だからといって、どの企業へ投資しても良いというわけではありません。
売上や利益の推移、財務状況、株主還元、自己資本比率、営業利益率などを確認した上で、「5年後、10年後、できればその先も保有したい」と思える企業へ投資することが大切だと考えています。
そうした企業を少しずつ積み重ねていくことで、一社の結果だけに左右されにくくなり、ポートフォリオ全体として着実に資産形成を目指しやすくなるのではないでしょうか。
分散投資って、『たくさん買うこと』じゃなくて、『長く応援したい企業を積み重ねること』なんだね🐰
その通りだよ。分散すること自体が目的じゃないんだ。企業をしっかり調べて、『長く保有したい』と思える企業を積み重ね、その結果として資産全体で成長を目指すことが大切なんだ🐶
おわりに
本記事をご覧いただき、ありがとうございました🐰
今回は、私が分散投資で「資産全体」を意識している理由について、ご紹介しました。
集中投資には、大きなリターンを狙える魅力があります。一方で、その分だけ一社の影響を大きく受けることになります。
反対に、分散投資では良い影響も悪い影響も分散されます。そのため、一社ごとの結果に一喜一憂するのではなく、資産全体として投資目的へ近付いているかを意識しやすくなると私は考えています。
また、企業不祥事や金融ショック、リセッションなど、将来どのような出来事が起こるのかを正確に予測することはできません。だからこそ私は、資産全体で受け止められるような投資を心掛けたいと思っています。
もちろん、投資に絶対に正しい方法や再現性はありません。今回ご紹介した内容も、数多くある投資方法・考え方の一つです。
そのため、本記事が皆さんの投資スタイルを考えるきっかけの一つとなり、少しでも参考になれば嬉しいです🐰
本記事は以上です♪
本記事をご覧いただき、ありがとうございました!