
こんにちは!うさたんです♪
前回のシリーズ①は、NTTグループの温暖化対策「Green Innovation toward 2040」の全体像をご紹介しました。
今回はその中から、特に「再生可能エネルギー(再エネ)の拡大」と「省エネの徹底」という、取り組みの中心となる2つの柱に焦点を当てます。
ここ数年、私たちが暮らす環境は目に見えて変化しています。真夏の猛暑日が増え、大雨による災害が全国で頻発し、日本だけでなく世界各国でも異常気象が深刻化しています。このままでは、私たちの暮らしや経済活動に大きな影響が出る可能性があります。
そんな中、企業に求められるのは「環境への責任」と「持続可能な成長」の両立です。
エネルギーの使い方を見直し、環境負荷を減らしながら事業を続けていくことが、これからの企業価値を左右する時代になりました。
今回は、環境問題に積極的に取り組む企業としてNTTグループがどのような戦略をとっているのかを見ていきましょう。
本記事が皆さまの参考になれば嬉しいです🐰
難しい用語が多数あります。本記事の最後に用語説明がありますので、ご参照ください🐰
再生可能エネルギーの拡大
NTTグループは、2023年度時点で再エネ比率を42%(35億kWh)まで引き上げています。
さらに2030年度までに、この半分以上を自社発電でまかなう計画を発表しました。
✅再エネの具体例
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太陽光発電:全国各地の施設や遊休地を活用して安定的に発電
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蓄電システム:発電と消費の時間差を埋めるための大容量蓄電池
これらの発電事業は、グループ会社NTTアノードエナジーが中心となって進めており、非常時には地域への電力供給にも活用されます。災害時にも使える「地産地消型」のエネルギーは、防災面でも価値が高いです。
半分以上を自分で作るって、エネルギーの自給自足みたいだね!
そうだよ。自分で作れば、災害の時でも停電を減らせるし、安心感があるんだ
省エネの徹底
省エネの中心は、TPR運動(Total Power Revolution)です。これは社内のエネルギー利用状況を「見える化」し、設備や運用を改善して消費を減らす取り組みです。
✅2023年度の成果
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削減量:約1.8億kWh
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効果:一般家庭約50万世帯分の年間消費電力に相当
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改善例:空調の最適化、LED照明化、高効率サーバーへの更新
この取り組みにより、電力コストを減らしつつ温室効果ガスの排出も抑えています。50万世帯分というと、都市ひとつ分の家庭に電気を送れるほどの規模です。
50万世帯分ってすごい量だね!
節約はお財布にも地球にも優しいんだ🐶
技術との相乗効果
NTTの再エネ・省エネは、IOWN構想(次世代通信基盤)とも連動しています。
IOWNは、従来の通信と比べて最大100分の1の消費電力で動作する可能性があり、データセンターや通信ネットワークの省エネに大きく貢献します。
さらにAIを活用した空調制御や電力需要予測により、設備運用を自動で最適化する仕組みも導入されています。こうした技術の組み合わせが、省エネ効果を一層高めています。
AIまで使うなんて未来っぽい!
技術の進歩は、省エネにも強い味方になるんだ
投資家目線での注目ポイント
シリーズ①では、環境戦略全般のメリットをお話ししました。今回のシリーズ②では、より実務的なメリットに注目します。主なポイントは、大きく分けて、次の3つがあります。
✅電力価格変動リスクの低減✨
燃料高騰や電力不足の影響を受けにくくなります。特に日本は電力輸入依存が高く、価格安定は業績安定に直結する。
✅技術の競争優位性✨
IOWNのような革新技術を早期に実装できれば、国内外の通信市場で差別化が可能。省エネだけでなく高速・低遅延通信による新ビジネス創出も期待できる。
✅顧客からの信頼強化✨
BtoB取引先にとって、省エネやCO₂削減は共同で取り組むべき課題である。先進事例を持つNTTは、契約の維持や新規獲得で有利。
省エネって環境だけじゃなく、お金や契約にも影響あるんだね!
省エネはコスト削減だけじゃなく、取引先や投資家からの評価アップにもつながるんだ
今後の展望
今後の注目は、IOWNの社会実装と国内外の実証実験です。
NTTは海外の通信事業者やIT企業と連携し、超低消費電力・大容量通信の新サービスを共同開発しています。
さらに、TPR運動で培った省エネのノウハウを、グループ外の企業にもコンサルティングとして提供する動きも進んでいます。これにより、温暖化対策が新たな収益源になる可能性も高まっています。
IOWNって世界中で使われるようになったら、すごい影響力だよね!
技術で省エネを広げられれば、地球規模で温暖化対策が進むし、NTTの収益にもつながるよ
まとめ
TPR運動とIOWNは、NTTの温暖化対策の中でも「電力削減」と「技術革新」という、まさに両輪の役割を担っています。
TPR運動は既存の施設や仕組みの中で無駄を見つけ出し、省エネ効果を積み重ねる足元からの改善です。一方、IOWNは将来の通信や社会インフラの姿そのものを変えてしまう未来志向の革新です。
この2つが組み合わさることで、環境への貢献はもちろん、電力価格の変動リスクを減らし、国際的な競争力を高め、新たな収益の柱も育てられます。
つまり、省エネと技術革新は「守り」と「攻め」の両方を兼ね備えた成長戦略の核になっているのです。
シリーズ①でNTTの全体像がわかって、シリーズ②で省エネの実力と未来の技術のことが分かってきたよ!
TPR運動はすぐに効果を出せるし、IOWNは長期的に社会を変える力があるんだ
両方そろってるって、すごく頼もしいね!環境も守れるし、会社としても成長できるなんて🐰
だからこそ投資家からの評価も高まるし、次の再生可能エネルギー戦略にもつながっていくんだ
わぁ…ますます続きが気になる!第3回目も早く聞きたいな!
じゃあ次は、NTTがどうやって再エネを増やしているのか、見てみよう🐶
📚 用語ひとこと解説
✅GX(グリーントランスフォーメーション)
環境対応を通じて経済や社会を変える取り組み
✅IOWN構想
光と電波を融合した次世代通信ネットワーク構想。従来の最大100分の1の消費電力を目指す
✅TPR運動
社内のエネルギー利用を見える化し、改善して削減する活動
本記事は以上となります♪
本記事をご覧いただき、ありがとうございました!