うさたんの投資ブログ

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決算の振り返り【システナ/2025年3Q決算】(決算日:2025/2/6)

 

こんにちは!うさたんです♪

 

システナの2025年3月期3Q決算が、2025年2月6日✨に発表されました。

 

今回の3Q決算について、決算発表と同時に業績の下方修正のIRニュースが発表され、良くない印象を受けました。
※決算発表翌日の2月7日の株価終値は341円で、前日より-19円下がりました

 

そこで、本記事では私が気になったところに焦点を当てて、決算短信や決算説明資料、IR情報で決算振り返りを行います。

 

なるべく要点をお伝えしやすいように、Q&A方式でお届けします(*^▽^*)

 

本記事が皆様の決算情報についての気付きや、株式購入前の投資判断の一つとして、参考になれば嬉しいです(*^▽^*)


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本記事の要点

 

記事が長くなってしまいましたので、先に私の感想と、本記事の要点についてお伝えします♪
私の感想と要点だけでも、ぜひご覧いただけましたら幸いです(*^▽^*)

 

私の感想と本記事の要点 

■私の感想


今期3Q決算は、業績予想の下方修正がありましたが、全体的に見てみると、特に問題は感じませんでした。そのため、引き続き株式を保有、もしくは買い増しを狙いたいなと思います。

①気がかりなのが、売上高についてです。業績予想の下方修正で唯一売上高のみ、減少しました。この売上高減少が一時的なのか、または長期的に下がるのかによって、今後の利益増益に影響があるため、次回の本決算で売上高を確認したい。

②期待していることは、DX&ストック型ビジネス事業についてです。Canbus.が今後、大きく伸びる可能性を感じました。Canbus.は、日立の新サービスのプラットフォームに採用された実績があり、今後に期待できます。

③本決算に対する3Q決算の進捗率はギリギリ問題ない水準だと思います。次回の本決算で100%達成できるのか、確認したいです。

 

■本記事の要点


①前年同期比は順調に増加した
・売上高は、前年同期比6.0%上昇
・営業利益は、前年同期比24.0%上昇
・経常利益は、前年同期比21.2%上昇
・四半期純利益は、前年同期比22.1%上昇

上昇した理由1.ストック型ビジネスに注力したため
上昇した理由2.高付加価値ビジネス拡大を推進したため

②各セグメントの売上高は順調に伸びた
・特にDX&ストック型ビジネス事業は、今後の伸び代が高い
・DX&ストック型ビジネス事業の強みとして、Canbus.がある
・Canbus.は日立の新サービスのプラットフォームに採用された
・今後の成長に大きく影響があると考えられる

自己資本比率が低下した
・前年度70.5%から今期3Qは66.6%に下がった

下がった理由1.総資産が全体的に減少した
下がった理由2.特に純資産の株主資本「資本剰余金」が減少

・66.6%まで下がったが、まだまだ安全性が高いといえる
・次回の本決算で自己資本比率が上昇するか、確認したい

④本決算に対する3Q決算の進捗率は、ギリギリ問題無し
・営業利益と経常利益は、3Q時点の理想75%を超えた
・売上高と四半期純利益、EPSはギリギリ75%を下回った
・次回の本決算でギリギリ100%に届くかどうかという印象
・DX&ストック型ビジネス事業の業績が100%達成に影響するのでは?と思う

⑤業績予想の下方修正について
・売上高のみ、下限の予想を下回った
・営業利益等は、下限の予想を上回る

懸念点:売上高が一時的に下がるのか、長期的に下がるのかについて

※売上高は各利益の源泉の為、理想は右肩上がりです。一時的な低下であれば問題ないですが、長期的な場合は、今後の利益増益に影響する。

次回の本決算で売上高について確認したい

 

 

 

 

 

Q.各種利益の前年同期比が大幅上昇したのはなぜ?


決算サマリーで気になったことの一つとして、連結経営成績の前年同期比についてです。

 

まずは、実際に3Q決算の連結経営成績について見てみましょう。

  売上高 増減率 営業利益 増減率 経常利益 増減率 四半期純利益 増減率
25年3Q 60,564 6.0% 8,714 24.0% 8,600 21.2% 5,917 22.1%
24年3Q 57,140 5.2% 7,025 0.2% 7,095 -1.2% 4,844 -1.3%

※単位:百万円

 

前年同期比に着目すると、売上高は6.0%の上昇で、営業利益と経常利益、四半期純利益はそれぞれ20%以上の上昇✨となりました。

 

なぜこれほど各利益が上昇したのでしょうか。

 

上昇した主な理由は、安定的な収益が期待できるストック型ビジネスに注力したことや、DX推進を支援するコンサルティング業務等の高付加価値ビジネス拡大を推進した結果、各セグメントの大きな効果があったからです。

 

売上高よりも営業利益や四半期純利益の方が大きく上昇しているのってなんでかな??

大きな理由として、2つあるよ。1つ目が前期の2024年度に苦戦していたソリューションデザイン事業が立て直したからなんだ。2つ目は次世代モビリティ事業が大きく利益上昇したことも影響しているよ。これらのセグメントの営業利益については次の通りだよ

 

ソリューションデザイン事業

売上高:13,214百万円(前年同期比5.3%減
営業利益:2,202百万円(前年同期比59.7増

次世代モビリティ事業

売上高:3,598百万円(前年同期比109.7%増
営業利益:1,283百万円(前年同期比229.3%増

 

つまり、前期3Qが業績不調だったから、今期3Qは同じことを繰り返さないように頑張ったのかな?

うさたんの言う通りだよ。企業は常に改善しながら、利益拡大を図っているんだ。もちろん一時的に躓くことはあると思う。でも、その躓きから次に活かすために改善点を探して実施していくんだ

前期の不調があったからこそ、今があるんだね♪今後も伸びそうだね!

 

 

 

 

 

Q.各セグメントの売上高は順調なの?

 

売上高は各種利益の源泉であるため、伸び続けることが大切です。

 

今期3Qの売上高は60,564百万円の結果となりました。

 

前期3Qの売上高57,140百万円より6.0%上昇✨しましたので、順調に伸びていると言えます。

 

では、売上高を構成している各セグメントの状況について見てみましょう。

出典:2025年3月期第3四半期 決算説明資料 スライド5,6

 

全体的に順調だね。ソリューションデザイン事業のみ売上高が前年度3Qより-5.3%減少だけど、他のセグメントがカバーしているし、何より前年度3Qより大幅に改善しているんだ

本当だ!唯一、売上高がマイナスになってる…。でも次世代モビリティ事業DX&ストック型ビジネス事業は大きく上昇しているね♪

全体でカバーできてるから特に問題ないよ。いぬたんの中で特に気になったのが、DX&ストック型ビジネス事業の将来性についてだよ

DX&ストック型ビジネス事業!どんな感じなの!?

主にサブスクリプションビジネスモデルでね、安定的な収益が期待できるんだ。いぬたんが思う強みは次の4つだよ

 

DX&ストック型ビジネス事業の強み

1.サブスクリプションモデルの推進✨
自社サービスやクラウドサービスを提供し、安定的な収益が見込めるサブスクリプションモデルを推進

2.顧客ニーズへの対応✨
中堅企業から大企業までの幅広い一般事業法人を主要な取引先とし、多様な顧客ニーズに対応

3.DX推進支援✨
企業のデジタル化に向けた各種ツール導入やビジネスプロセス改善の需要に対応し、成長領域であるPMOサービスの提供に注力

4.Canbus.で企業のAI活用を提案✨
ノーコードDXプラットフォーム『Canbus.』のデータを活用し、企業の「AI活用」に繋げていく提案を行う

 


Canbus.について、2025年1月29日に、日立の新サービスのプラットフォームに採用されたIRニュースが発表されています。

★IRニュースのPDFはこちらです♪

今後、DX&ストック型ビジネス事業の上昇がシステナの成長に繋がると思いますので、期待したいです♪

 

 

 

 

 

Q.自己資本比率が2024年度より低下したのはなぜ?

 

決算短信の決算サマリーを読んで、最も気になったのが、自己資本比率の低下です。

 

なんで自己資本比率が下がっちゃったのかな…

何か理由があるかもしれないね。貸借対照表を見てみようか

 

出典:2025年3月期第3四半期決算短信[日本基準](連結)スライド7,8

 

貸借対照表から資産合計が、前年度よりも大きく減少していることがわかりました。

 

資産、負債、純資産ともに減少していますが、特に純資産の株主資本「資本剰余金」が3,806百万円と、大きく減少しています。

 

純資産の減少は負債の減少より大きく、その結果、自己資本比率に影響が出ました。

 

今期3Qで下がってしまった自己資本比率66.6%は安全性が低いと言えるのでしょうか。
次の図を見てみましょう。

 

上記図の通り、緑枠の純資産の割合が多いと安全性が高いと言えます。

 

今回の3Q決算で66.6%なので、上記図の一番上に近いと思います。負債よりモ純資産が多く、比較的安全性が高いと言えます。

 

次回の本決算でどのように改善するのか、確認したいです(*^^)v

 

 

 

 

 

Q.本決算に対する3Q決算の進捗率は順調?

 

3Q決算の進捗率について見てみましょう。

 

  売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益 EPS 単位:円
25年本決算(予) 81,500 11,500 11,425 8,000 21.85
25年3Q 60,564 8,714 8,600 5,917 16.04
進捗率 74.3% 75.8% 75.3% 74.0% 73.4%

※単位:百万円

 

私個人として、次回の本決算でギリギリ100%に届くかどうか…という印象です。

 

というのも、先ほど紹介したDX&ストック型ビジネス事業がどのくらいまで伸びるかがカギだと思います。この事業の成長がとても大きく、売上が各種利益に繋がると思います。

 

ただ、すぐに利益に結びつかない可能性も考えられますので、次回の本決算でどこまでこの事業が伸びるのか、また、進捗率が100%に届くのか、期待しながら待ちたいです( *´艸`)

 

営業利益と経常利益だけ、3Q時点で越えたい理想の75%以上になったね♪

ギリギリだけど、75%以上だから一安心だ。でも売上高や四半期純利益、EPSは75%を下回ったね。次回の本決算でどこまで行けるのか、確認しよう

 

 

Q.連結業績予想が下方修正になったけど、問題あるの?

 

本記事の最後に、連結業績予想の下方修正について見ていきましょう。

 

業績予想の下方修正ってことは何か問題があるのかな…

下方修正だからマイナスなイメージがあるよね。連結業績予想が下方修正になったIRニュースで確認しよう

 

出典:システナ『業績予想の修正に関するお知らせ』2025年2月6日

 

売上高は下限よりも減額になりましたが、各利益は下限よりも増益になりました。

 

各利益が増益になった理由として、契約単価が上昇したことや、高付加価値案件の受注が増加したためです。

 

売上高は予想の最安値よりも3,500百万円減額したけど、その他利益は、予想の最安値よりも増額しているね

各利益が少しだけ増益予想なんだね!

利益は問題なさそうだけど、売上高の予想が下がっているのが気がかりかな。売上高は利益の源泉だからね。売上が一時的に下がる場合は特に問題ないけど、長期的に売上が下がる場合は、利益に係るんだ。次の本決算で売上高がどうなるのか、確認しよう

 

 

 

 

 

おわりに

 

本記事をご覧いただき、ありがとうございました♪

 

システナの3Q決算について振り返りしました。今期3Q決算では、業績の下方修正がありましたが、各セグメントの売上高や営業利益で、システナの取り組みの成果が出ていたので、悪くない印象でした。

 

ただ、売上高の下方修正が気がかりです。売上高の減少が一時的なのか、長期的なのかについて、次回の本決算で確認したいです。

 

どこかのタイミングで株価が下がるのであれば、将来に期待を込めて、買い増しを狙いたいです。


本記事が、皆様の投資判断のひとつとして参考になれば、嬉しいです(*^^)v

 

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