
こんにちは!うさたんです♪
先日、ユニ・チャーム(8113)から、中期経営計画(第13次/FY2026〜FY2030)が発表されました。
今回はその内容について、簡単にですがご紹介したいと思います!
少しでも投資判断のヒントになれば嬉しいです🐰✨
☆これまでにユニ・チャームについて書いた記事もありますので、あわせてご覧いただければと思います。
ユニ・チャームの中期経営計画は、「2030年にどんな会社でありたいか」という将来の姿から逆算して考えられています。
目指しているのは「共生社会の実現」です。

出典:ユニ・チャーム『第13次中期経営計画(FY2026〜FY2030)』
赤ちゃんから高齢者、そしてペットまで、すべての人の生活を支えながら、社会の課題も解決していく企業になるという大きなビジョンです。ただ売上を伸ばすのではなく、「これからも必要とされ続ける会社」であることを大切にしている点が印象的でした。
ここで、数字の目標を見てみます。

出典:ユニ・チャーム『第13次中期経営計画(FY2026〜FY2030)』
2023年は売上高8,880億円、コア営業利益率15.5%、ROE15%を計画していました。
2030年には売上高1兆4,000億円、営業利益率17%、ROE17%を目指すとしています。売上だけでなく、利益率や資本効率も引き上げる計画です。これは「量」だけでなく「質」も高める成長を目指していることを意味しています。
そのための柱の一つが、DX(デジタル活用)です。SNSやECのデータを分析し、お客さんの本音や行動を深く理解しながら商品開発や販売戦略に活かす考えです。より快適なおむつや、生理痛に配慮した商品、健康を意識したペットフードなど、細かな困りごとに応える商品を増やしていく方針です。これにより、一度使った人が長く使い続けてくれる仕組みを作り、安定した収益につなげようとしています。
ここで注目したいのが、どこで伸ばすのかという点です。
成長市場への集中投資も大きなポイントです。
人口が増えているアフリカや、拡大が続くアジア・中国のヘルスケア市場、そして世界的に成長しているペット市場に力を入れるとしています。海外売上比率を将来的に70%まで高める計画は、日本依存からの脱却という意味でも理にかなっています。
さらに見逃せないのが、環境への取り組みの、紙おむつのリサイクル事業です。
使用済みおむつを再資源化し、環境負担を減らす取り組みを本格化させる方針です。環境対応は短期的にはコスト増になる可能性もありますが、長期的にはブランド価値の向上や新たなビジネスモデルにつながるかもしれません。ESGを重視する投資家にとっては、重要なポイントだと感じました。
株主還元については、総還元性向50%を目標に掲げています。

出典:ユニ・チャーム『第13次中期経営計画(FY2026〜FY2030)』
成長投資を行いながらも、配当や自社株買いを通じて株主にも還元していく姿勢は、長期投資家にとって安心材料の一つです🐰✨
一方で、注意すべき点もあります。
過去の中期計画では、成長率やROEが計画未達となったこともありました。また、為替の変動や原材料価格の上昇、新興国での競争激化など、外部環境の影響も受けやすい企業です。DXやリサイクル事業が本当に収益に大きく貢献するかどうかは、これからの実行力次第と言えるでしょう。
最後に、私自身の感想です。
人口動態の変化や高齢化、ペット市場の拡大といった長期トレンドに沿った戦略であることは確かです。「10年後も必要とされている企業か?」という視点で考えると、方向性はとても明確だと感じました。
この中期経営計画は、守りながらも着実に攻める内容だと思います。成熟市場では利益率を高め、成長市場では積極投資し、環境対応で企業価値を高める。短期的な株価だけでなく、企業の将来像を確認する材料として、とても参考になる計画でした。
投資にはさまざまな考え方がありますが、本記事がその中の一つの判断材料として、少しでもお役に立てば嬉しいです🐰✨
本記事は以上です♪
本記事をご覧いただき、ありがとうございました!