うさたんの投資ブログ

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決算の振り返り【北の達人/2025年2Q決算】(決算日:2024/10/15)

 

こんにちは!うさたんです♪

 

北の達人の2025年2月期3Q決算が、2025年1月14日(火)に発表されます。

 

3Q決算の発表前に、簡単にですが前回の2Q決算の振り返りをしたいと思います。

 

本記事では決算短信や決算説明資料、IR情報から私が気になった情報や重要と感じたことについて、ご紹介します。

 

本記事が皆様の投資判断の一つとして、参考になれば嬉しいです(*^▽^*)

 

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2025年2Q決算の注目ポイント

 

2Q決算の注目ポイントについて先にご紹介します!

 

注目ポイント♪
1.将来的に売上高の上昇が期待できる

新規顧客獲得に大きく影響する商品ラインナップの拡充が2026年以降に見込まれる。その結果、売上高の上昇や、各種利益の増益が期待できる。現時点では、商品ラインナップ拡充の影響は出ていない。

2.広告投資が下回り、長期的にネガティブな状況になっている

広告投資が想定より下回り、長期的に投資に対するリターンが少なくなる可能性がある(各種利益が減益になる可能性あり)。次回の3Q決算以降、広告投資による影響がでていないか、要確認。

 

次章から、2Q決算の内容について振り返りします(*^^)v

 

2025年2Q決算の業績

 

売上高と各種利益の前年同期比

 

  売上高 増減率 営業利益 増減率 経常利益 増減率 四半期純利益 増減率
2025年2Q 6,482 -17.2% 902 103.6% 910 100.1% 608 101.0%
2024年2Q 7,833 81.8% 442 -15.1% 454 -15.9% 302 -14.8%

※単位:百万円

 

決算サマリーを見てみると、売上と、営業利益、経常利益、四半期純利益の前年同期比がとても気になりました。前年同期比について見てみましょう。

 

■2024年と2025年の各種前年同期比

・売上高:-17.2%
・営業利益:103.6%
・経常利益:100.1%
・四半期純利益:101%

 

まずは売上高を見てみます。

 

2025年2Qは6,482百万円、2024年2Qは7,833百万円で、1,351百万円減少しました。その結果、前年同期比が-17.2%マイナスになりました。

 

売上高が大きく減少した理由は、新規顧客獲得人数が想定より減少したことが影響したためです。

 

次に、営業利益や経常利益、四半期純利益について見てみましょう。


各利益の前年度より2倍に利益が増益になり、売上高と対照的に前年同期比が約100%と高い結果になりました。

 

大きく上昇した理由は、広告投資が想定を下回った結果、想定よりも少ないコストとなり、営業利益が増益したためです。

 

※本来、広告投資が上回るとコストが増加するため、営業利益が下がります。営業利益の減益はマイナスなイメージがありますが、広告投資による売上高上昇が期待でき、長期的にコストに対するリターンを回収できるため、広告投資が上回ることが望ましいです。

 

これらの結果の対策と注意点は、次の通りです。

 

・売上高減少の対策
新規獲得の拡大に向けて、引き続きクリエイティブ部門の底上げに注力し、商品ラインナップの拡充に注力する。

・先行投資の注意点
広告宣伝費の減少により利益が上回った場合、先行投資が順調に進んでいない為、長期的にネガティブな状況である。そのため、3Q決算以降、これらの広告宣伝費の減少が影響する可能性があるため、影響が出ていないか確認が必要です。

 

業績見通し(進捗率)

 

次に、本決算に対する2Q決算の業績見通し(進捗率)について、見てみましょう。

 

  売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益 1株当たり当期純利益(EPS)
2025年本決算(予) 11,555 1,672 1,694 1,143 8.22
2025年2Q 6,482 902 910 608 4.37
進捗率 56.1% 53.9% 53.7% 53.2% 53.2%

※単位:百万円

 

本決算に対する2Q決算の進捗率は、50%を超えているため、とても順調です。

ですが、広告宣伝費の減少によりコストがかかっておらず利益が増益した結果の進捗率だと言えます。広告宣伝費減少により投資に対するリターンが期待できず、今後の進捗率の伸びが不安要素になります。

3Q以降、引き続き、これらの影響がないか確認したいです。

 

 

 

気になる情報

 

株価

2024年12月30日付の株価終値150円でした。比較的株価が安い印象があります。

それでは、2024年の株価チャートを見てみましょう。

 

 

2024年1月は比較的株価が高く、240円前後でした。その後、じわじわ株価が下がり、8月5日や12月後半に140円を割る場面がありました。

直近の12月30日付の株価終値が150円と、上昇しています。

これらの結果を受け、北の達人の株式を買うのに、比較的買いやすい株価だと思います。

 

株価が安いと買いやすくて嬉しいんだ♪

高配当株や株主優待を目的にする投資の場合は、なるべく取得単価を下げることでお得に配当金や優待品を貰えるからね。中々安いタイミングが来ないかもしれないけど、安い時を狙うのは良い事だよ

 

本記事の最後にご紹介する、株主優待について、今の株価で購入できれば、お得だと思います(*^▽^*)

 

2026年2月期以降に売上高上昇が期待できる

今後の北の達人の課題として、新規顧客獲得の拡大に向けて、引き続きクリエイティブ部門の底上げに注力し、商品ラインナップの拡充に注力することです。

商品ラインナップの拡充には、新商品の企画から実際の販売に至るまで平均で1~2年程かかるため、商品ラインナップの拡充が業績に影響するのは2026年2月期以降になります。

今期3Qと本決算でも売上高の伸びが少ないかもしれませんが、2026年以降、売上高が大きく上昇する可能性がありますので、要注目です!

 

配当金(0.3円増配予定)

2013年からの配当実績について見てみましょう。

 

  配当金 増減 配当性向
2013 0.38 - 27.9%
2014 0.57 0.19 29.3%
2015 0.69 0.12 32.3%
2016 0.71 0.02 41.4%
2017 0.84 0.13 30.9%
2018 2.19 1.35 30.3%
2019 3.6 1.41 38.7%
2020 4.3 0.7 30.3%
2021 3 -1.3 30.0%
2022 2.9 -0.1 30.0%
2023 1.5 -1.4 60.7%
2024 2.2 0.7 30.8%
2025予 2.5 0.3 30.4%

※単位:円

 

2013年から2025年まで、配当金が増減配していることがわかります。どうしても当期純利益が上昇し続けないと、配当金の増配は難しいです。

今期2025年の1株当たりの配当金(予想)は2.5円です。2024年の1株当たりの配当金は2.2円のため、0.3円増配予定です。

配当性向は、2013年から現在まで、概ね30%前後となっています。2023年は配当性向が60.7%です。

配当金の源泉である利益が落ちてしまうタイミングはどうしてもあります。それでも、配当金を可能な限り出したいという意思を、配当性向から伝わりました(*^▽^*)

 

ポイント!長期的な目線で見ることが大切!? 

長期的な目線で見ることが大切と思う事についてご紹介します♪

他の上場企業含め、理想は右肩上がりで売上高上昇や利益を出し続け成長することです。ですが、実際には内部要因や外部要因が影響し、理想通りに業績が伸びない時期があります。


例えば、内部要因では、積極的な設備投資や商品開発でコストがかさみ、営業利益が減益となり、各種利益がマイナスになるかもしれません。外部要因では、新型コロナウイルスの流行や、為替、金利等が影響し、消費者が買い控えすることも考えられます。

これらが原因で利益を出せない時期が生じる可能性は、どの企業でも考えられます。では、このような時に私たち投資家はどのような判断をしたら良いのでしょうか。

私は、長期的な目線で企業を見守り、投資判断をするのが大切だと思っています。
※利益減益が一時的か恒久的かを判断することが大切です


というのも、企業は常にPDCAを回しつつ、様々な改善をしています。改善の結果、同じことを繰り返さずより多くの利益を出そうと努力を続けています。そして、一時的に利益が減益になったとしても、改善の結果、長期的に少しずつ利益が増えていくと思っています。

 

企業利益が減益になったとしても、その原因を確認し、一時的と判断できれば何も問題ないと思って投資してるよ。業績の低迷は100%防ぐことは難しいからね

業績が低迷すると株価も下がっちゃって辛かったけど、長期的な目線で見るようにしてみる!

 

長期的な目線で企業の成長を見ていき、投資している資金に対するリターン(配当金等)を貰いつつ、投資判断したいです(*^▽^*)

 

 

 

次回の3Q決算について思う事

 

商品ラインナップ拡充の影響有無

商品ラインナップの拡充が2026年以降に見込まれる。その結果、売上高の上昇や、各種利益の増益が期待できます。ただ、2026年以降は想定している期間ですので、早まる可能性もあると思います。次回の3Qに情報がないか、注目したいです。

 

進捗率と売上高や営業利益に注意が必要

広告投資が想定を下回っているため、長期的に見てネガティブな状況です。それがどのように3Qの進捗率や売上高・営業利益等に影響するのか注意したいです。

決算短信や決算説明資料、IR情報で、ネガティブな状況が解消された等の情報を確認するまでは、引き続き注意したいです。

 

 

 

うさたんのぷちっとプチ情報

 

株主優待のIR情報について

 

北の達人は株主優待制度を導入しています。ですが、今期の優待品確定に関するIR情報について発表されていません
※これまで、早くて10月から12月に株主優待決定に関するIR情報が発表されていました。

 

★北の達人の株主優待に関する公式HPはこちらです♪

www.kitanotatsujin.com


北の達人の優待品は、貰えると嬉しい商品が多いです。直近ではまぶた専用美容ジェル「リッドキララ」、その前は、シミ対策ジェル「ピールショット」でした。

私含め、株主優待品を楽しみに株式を保有している方が多いと思いますので、今後のIR情報を楽しみにしています。

 

今期の株主優待が楽しみ~( *´艸`)

 

 

 

まとめ

 

簡単にですが、本記事をまとめたいと思います。

 

まとめ

1.前年同期比について
・売上高は-17.2%になった
・営業利益は103.6%になった
・経常利益は100.1%になった
・四半期純利益は101%になった
・売上高の減少理由は新規顧客獲得人数が想定より減少したことが影響した
・今後の課題は、新規獲得の拡大に向けて商品ラインナップの拡充に注力する
・先行投資が順調に進んでおらず、長期的にネガティブな状況に注意する

2.本決算に対する2Qの業績予想は比較的順調
・先行投資が下回ったことで各種利益が増益になっている
・長期的に見たらネガティブなため、3Q以降の各種利益に注意が必要


3.株価は下降傾向
・1月に高値を付け、その後株価が下がり続けている
・これから新規での買いや、買い増ししやすい株価になっている


4.商品ラインナップ拡充は2026年以降になる
・売上高に影響する商品ラインナップ拡充は2026年以降になる
・2026年以降、売上高上昇により、高利益になる可能性が高い


5.配当金について
・今期の1株当たりの配当金は、2.5円を予定している
・前期と比較すると、0.3円増配した
・配当性向は2023年の60%を除き、おおむね30%前後。安心できる水準である


6.次回の3Q決算について思う事
・売上高や営業利益等の各種利益、業績予想に注意したい
・広告投資が想定を下回っていることが影響し、利益減益になる可能性がある


7.株主優待について
・現時点でIR情報等で実施についての案内が無い
・今後、何かしらの情報が発表されるので情報を待ちたい

 

 

 

おわりに

 

本記事をご覧いただき、ありがとうございました♪

 

簡単にですが、2025年2Q決算の振り返りを行いました。

広告投資が想定を下回ったことが、業績に影響を与える可能性があります。また、商品ラインナップ拡充の影響が2026年以降に見込まれ、売上高や各種利益の増益が期待できます。これらの情報について、3Q以降、引き続き確認したいです。

また、株主優待がとても楽しみなため、IR情報で何かしらの情報が出るのを楽しみにしています。

本記事が皆様の投資判断の参考になれば、嬉しいです(*^▽^*)