うさたんの投資ブログ

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決算分析【北の達人/2025年1Q決算】(決算日:2024/7/12)

 

こんにちは!うさたんです♪

 

株主優待が魅力的な「北の達人コーポレーション」(以下、北の達人)の決算について、決算分析と私が思ったことについてご紹介します。


本記事が皆様の投資判断の一つとして参考になれば、とても嬉しいです(*^^)v

 

★北の達人のHP

www.kitanotatsujin.com

 

★過去ご紹介した記事♪

usausa-toushi.com

 

 

 

 

 

 

 

本記事の結論

 

本記事の結論 
・売上高が前年同期比よりも大幅に減少し、-16.8%となった
・売上高の減少は新規顧客獲得人数が想定より減少したことが原因
・経常利益の通期計画1,557百万円に対する進捗率は25.3%と順調に推移
自己資本比率が84.2%と、2024年2月期の80.9%より0.4%上昇し安全性が高まる
・一部商品の売上高と新規獲得費の計上が期ズレし、次回2Q以降に計上見込み
・連結業績予想がマイナスについて、中長期的に安定した成長のため、クリエイティブスキルの向上や人員増員による組織力強化を図ることによる費用増加が影響
連結子会社のFM NORTH WAVEを2024年6月14日に株式譲渡した。連結業績に与える影響は現時点で未確定
・次回以降の決算では、新規顧客獲得人数の増減や、費用対効果に注目したい

 

北の達人の財務諸表

 

 

売上高が前年同期比で-16.8%…。大幅に下がっちゃったね。。

前年同期と比べて営業利益や四半期純利益は黒字化したけど、利益の源泉である売上高が何で減少したのか、これから見ていこう

 

 

 

 

 

決算内容

 

  売上高 売上原価 売上総利益 販管費 営業利益 経常利益 税引前当期純利益 四半期純利益
前年同期比 3,931 1,025 2,905 2,932 -26 -21 -21 -24
25年1Q 3,269 811 2,458 2,069 389 394 394 266
増減率 -16.8% -20.9% -15.4% -29.4% - - - -

※単位:百万円

売上高が前年同期比よりも大幅に減少

 

売上高(単位:百万円)
・2024年1Q 3,931
・2025年1Q 3,269(-662)

 

売上高は前年同期より6.6億円減少しました。北の達人のセグメント「ヘルス&ビューティーケア関連事業」のブランド(北の快適工房その他ブランド)について、売上高が下がった理由について見てみましょう。

 

1.北の快適工房

新規顧客獲得人数が想定以上に減少したことで、広告投資が業績予想通りに進みませんでした。


結果、売上高は、業績予想3,018,467千円に対して実績2,873,108千円と145,359千円マイナスとなりました。

 

ポイント!売上高と新規獲得費の計上タイミングに期ズレが発生!?  一部商品における販促活動が好調で注文が殺到し、生産が追い付かない状況になっています。その結果、当該注文に対して、売上高32,971千円と販売利益21,442が、次の2025年2Q以降に計上される見込みとなります。

 

2.その他ブランド

 

主力ブランドの『SPADE』(2021年10月に立ち上げたニコチン・タールが一切含まれず、副流煙も発生させない電子タバコ)では、各広告媒体での新規顧客の獲得、オファー変更による顧客生産価値*1の向上施策を展開したが、想定通りの効果が得られませんでした。

 

結果、売上高は、業績予想86,905千円に対して実績49,038千円と37,866千円マイナスとなりました。

 

 

経常利益の進捗は25.3%

 

経常利益の通期計画に対する進捗率が順調です。

 

通期計画の1,557百万円に対して、今回の1Q決算では394百万円と、進捗率が25.3%となりました。このペースが続けば、通期計画の1,557百万円を超える可能性もあります♪

 

自己資本比率が前年同期比で4.2%上昇

 

自己資本比率
・2024年度     80.9%
・2025年度1Q 84.2%(+4.2%)

 

前年同期より自己資本比率が4.2%上昇し、安全性が高まりました。

なぜ4.2%上昇したのでしょうか。負債と純資産の増減について見てみましょう。

 

1.負債合計

2024年度      1,652百万円
2025年度1Q 1,327百万円(-238百万円)

 

負債合計は前年同期より238百万円減少しました。

流動負債は未払法人税等や株主優待引当金が大きく減少しました。
固定負債は資産除去債務は増加しましたが、役員退職慰労引当金やその他が減少しました。


2.純資産合計

2024年度   6,996百万円
2025年度1Q 7,084百万円(+88百万円)

 

純資産合計は前年同期より88百万円増加しました。主に、株主資本の利益剰余金が増加しました。

 

これらの結果より、前年同期よりも負債合計が減少し、純資産が増加しましたので、その分自己資本比率が上昇した結果となりました。

 

 

 

 

 

 

うさたんが気になった情報

 

 

新規顧客獲得人数の増加について

 

売上高が伸びるカギは、新規顧客獲得人数の増加にかかっています。

 

出典:IRライブラリ「2025年2月期第1四半期決算補足説明資料」P15
<  https://www.kitanotatsujin.com/ir/library/ >

 

新規顧客獲得人数は広告宣伝費と密接に関わっています。広告を多く出せばその分新規顧客獲得に繋がりますが、出した分の広告費以上に売上高に結びつかない、費用対効果の望めない(広告費に対する利益が伴わない)可能性があります。

 

その為、広告費を多くかけるだけではなく、購入してくれる方が増えるような販売ページの制作等の「良いクリエイティブを作ること」にも力を入れる必要があります。

 

「良いクリエイティブを作る」ためには、高度なクリエイティブスキルが求められます。現在、このようなスキルを継続的に作り続ける体制が整備されていない為、対策が追い付かず、2025年1Qの新規顧客獲得人数が減少してしまいました。

 

急務でクリエイティブスキルを扱えるような対策が必要だね!

今後は社内教育や研修体制を強化し、人的資本への投資がカギになると思う

そうすれば、より一層の売上高増加に繋がるかもだね!

結果が出るのに、だいぶ先になるかもしれないけど、焦らず、確実に進むことが大事だと思うんだ。

急がば回れ」だね♪

 

 

連結業績予想がマイナスについて

 

出典:IRライブラリ「2025年2月期第1四半期決算補足説明資料」P25,P26
<  https://www.kitanotatsujin.com/ir/library/ >

 

中長期的に安定した成長の為、将来的にクリエイティブスキルの更なる向上や、内部組織体制の強化として、人員増員に力を入れます。

 

北の達人全体の人員数は、前年同期末比で2割程の増員予定や、東京本社の同ビル内でのフロア移転を実施します。

 

その結果、人件費や家賃等を含む総運営費は増額予定です。

 

ピンときた!今回の連結業績予想がマイナスになってるけど、中長期的に安定した成長のための施策だから、一時的とみるべきだね♪

うさたん良いね!いぬたんが言おうと思ってたことだよ。理想として少ない投資によって永遠に右肩上がりで売上高や利益が伸び続けることだけど、実際は難しいんだ。今回のように、どこかのタイミングで大きな投資が必要になるんだ。なので、中長期で判断するのが良いと思うよ

 

連結子会社株式の譲渡

 

2024年6月14日付で、連結子会社である株式会社FM NORTH WAVE(以下FM)の全保有株式を山地ユナイテッド株式会社に株式譲渡します。

 

主な理由として、北の達人の経営機能を札幌から東京に移管し、北海道エリアの地域密着事業であるFMとのシナジーを創出することが困難になったためです。

 

株式譲渡に伴う2025年度の連結業績に与える影響について、現在は未確定みたいだ。

今後どのような影響があるのか、注意しないとだね!

 

 

 

 

 

おわりに

 

本記事をご覧いただき、ありがとうございます♪

 

新規顧客獲得が、今後の業績に大きく影響することがわかりました。次回以降の決算で注目したいと思いました。

 

本記事が、皆様の投資判断の一つになれたら嬉しいです(*^^)v

 

*1:LTV=顧客が自社と取引を始めてから、関係が終了するまでにトータルで得られる利益