
こんにちは!うさたんです♪
今日は北の達人コーポレーション(2930)の決算振り返りをします♪
2026年度2Q決算は、売上高52.4億円(前年同期比▲19.1%)、営業利益5.0億円(▲44.0%)、純利益3.5億円(▲41.8%)と大幅な減収減益💦となりました。
数字だけを見ると厳しい内容ですが、「広告を打って新規顧客を増やし、その後の定期購入で利益を積み上げる」ビジネスモデルです。つまり、一時的に利益が削られても、それが将来の売上につながる投資であれば、長い目で見ればプラスに働く可能性があります。
今回の決算も、短期的には弱い数字ですが、中長期的にみれば次につながる動きが見られました。
本記事では、①現状・②懸念点・③期待できる点の3つに分けて見ていきます🐰✨
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決算の全体像と現状
今回の2Q決算を数字で整理すると、売上・利益ともに大きく減少しています。
決算サマリーを見てみましょう。

出典:北の達人『2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信』
まとめると「既存顧客の積み上げが足りず、さらに広告費が膨らんで利益を削った」というのが今回の決算の姿です。
数字だけを切り取れば苦しいものの、広告は未来への投資でもあるため、長期投資家にとっては「仕込みの段階」と受け取ることもできます。
うわぁ…売上も利益もすごく減っちゃってるんだね💦
でもこれはリピーターが伸び悩んだのが原因なんだよ
広告費を増やしたから余計に利益が減ったのかな?
そうそう!でも新しいお客さんを増やすための種まき🌱だから、長期的にはプラスになる可能性が高いんだ
懸念されるポイント
今回の決算で気になるのは「お客さんが長く続けて買ってくれる割合」が少し下がっていることです💦
会社の説明では「新規顧客は増えているけど、1人あたりが長く買い続けてくれる金額は想定より少なかった」とされています。わかりやすく言えば、新しく来たお客さんはいるけれど「ちょっと試して終わり」という人が多かった、というイメージです。これだと定期的な売上の積み上げが弱くなります。
ただし、北の達人は対策を進めています。たとえば「リピーターに向けた特典」や「長く使いたくなる新商品」の導入など、顧客にとって続けやすい仕組みを整えている最中です。
時間はかかるかもしれませんが、改善できる余地は十分にあるといえます。
新しいお客さんが増えても、すぐやめちゃったら意味ないんだね💦
でも工夫次第でまた買いたいと思ってもらえるから改善できるんだ
じゃあ今はその仕組みを整えてる途中ってことだよね♪
その通り!これからの工夫次第で、積み上げ型の成長に戻れると思うよ🐶
期待できる明るい材料
ここまで売上減や利益減の話が続きましたが、未来に向けての明るい話題もあります。
まず大きいのは、Amazonや楽天といったECモールでの販売が好調だということです。
特にAmazonでは、2025年7月に月商1億円✨を突破するほどの売れ行きを見せました。

出典:北の達人『2026年2月期 第2四半期決算説明会資料』
モール経由の販売は、一度の買い切り型ですが「北の達人の商品を知るきっかけ」になります。ここから自社サイトの定期顧客へつなげられれば、大きな成長の源泉になります。
さらに、新規顧客の数は前期比で10%以上回復しており、再びお客さんの流れが戻ってきています。これは数年先の収益を支える重要な材料です。
そして、何より魅力的なのは、新商品の開発力です。美容や健康の分野で「びっくりするほど良い商品しか出さない」というポリシーのもと、次々とユニークな商品を生み出してきた会社です。将来、また大きなヒット商品が出る可能性は十分にあります。
Amazonで月商1億円ってすごい🐰✨
だよね!モール販売が広がっているのは強い追い風になるよ
新しいお客さんも増えてるなら、未来が楽しみ🐰
中長期で見れば投資期を乗り越えて花が咲く流れが期待できると思うよ
おわりに
本記事をご覧いただき、ありがとうございました🐰
北の達人の2026年度2Q決算は、短期的に見れば厳しい内容でした。
ですが、今回の数字の背景を冷静に見れば「過去の新規獲得不足の影響」や「将来に向けた広告投資」という要素が大きいことが分かります。短期の数字が弱いからといってすぐに悲観する必要はありません。
むしろ、ECモールでの好調な売上や新規顧客の回復、新商品の開発など、未来への希望が着実に積み上がっている点に注目すべきでしょう。長期投資を前提とすれば、この投資期を乗り越えた先に大きな成果が期待できます🐰✨
企業は苗木のように、一気に大きくはならなくても、時間をかけて少しずつ成長します。北の達人もその一つで、今後の芽吹きを見守りたい企業のひとつです。
📚 用語ひとこと説明
✅ LTV(ライフタイムバリュー)
顧客1人が生涯でどれくらい売上をもたらすかを示す指標。例えると、「常連さんがラーメン屋に通い続けてくれることで売上が積み上がる」ようなものです。
✅ ROAS
広告費に対してどれだけ売上を得られたかを示す効率指標。まるで「100円のチラシを配って、150円の売上が返ってくるかを見るバロメーター」みたいなイメージです。
本記事は以上です♪
本記事をご覧いただき、ありがとうございました!