こんにちは!うさたんです♪
昨日、経済に悪影響を与える可能性があるニュースの記事を読みました。
読売新聞オンラインの記事によると、新型コロナウイルス(以下、コロナ)の変異株「KP・3」に置き換わったことの影響で、感染が10週連続で増加したとのことです。
コロナ感染症拡大といえば、今から4年前の2020年2月頃にコロナショックが発生し、日米共に各企業の株価が大きく下がりました(´・ω・`)
本記事では、コロナ感染症の拡大が株式市場に与える影響と、私自身が考える事前に行いたい対策についてご紹介します。数多くある考え方の一つとして、皆様の投資判断にお役立ちできれば嬉しいです(*^^)v
コロナショックの時、経済がとても悪化したよね。。株価が急激に下がったのを覚えてる。
うさたんも覚えてる。今回の感染が増加しているのが、一時的であれば良いんだけど…。
コロナ感染症拡大は事業活動に大きなマイナス影響になる
一部の企業を除き、コロナ感染症拡大は企業の事業活動にとって大きな影響が出ます。
※一部の企業とは、感染症対策に繋がる事業(対策グッズ等の販売)を扱う企業は、様々なところからニーズがあるため、特需になる可能性があります
コロナ感染症拡大が一時的であれば、大きな問題にはならないと思います。ですが、仮に1~3年等、長期的に続く場合は、影響範囲が大きくなると思います。
例えば、再度「緊急事態宣言」が発令される等、経済、ひいては企業の事業活動にマイナス影響が出ます。その結果、業績の低迷や、最悪企業倒産にも繋がるかもしれません。
具体的なコロナ感染症増加のリスクについて、どのようなものがあるのでしょうか。私のお勧め銘柄の一つ、ニーズウェルの有価証券報告書に、コロナ感染症拡大による「事業等のリスク」について記載されていますのでご紹介します。
出典:IRニュース「2023年9月期 有価証券報告書」P18
< https://www.needswell.com/ir/news >
図の「④ⅰ~Ⅲ」に記載されているのがコロナ感染症拡大による「事業等のリスク」です。ニーズウェルだけでなく、他企業にも当てはまるリスクではないかと思います。
コロナ感染症の増加によって、財政状態や需要の悪化、従業員の感染リスクや事業継続リスクが企業の事業活動や売上高に大きく影響します。
これらのリスクが与える影響については次章でご紹介します。
コロナ感染症拡大が与える影響について
影響1:事業継続が困難になる
なぜ、コロナ感染症が拡大すると、事業継続が困難になるのでしょうか。
コロナ感染症が急増した結果、2020年4月に「緊急事態宣言」が発出されました。具体的には、多くの人が集まる施設(百貨店や映画館、飲食店等)の利用について制限され、経済活動に大きな影響が出ました。
テレビで個人で経営していた飲食店が廃業になったニュースを沢山見たよ…。コロナが原因で廃業になるのは辛いよね。
また、各企業や施設において感染症対策が必要になり、その費用がかかります。オフィス内の各座席に感染症予防のパーティションの導入や、自宅勤務(テレワーク)の為の環境構築(VPNの導入等)が必要になる可能性があります。
今は少なくなったけど、2020年~2023年頃は、各座席に感染予防対策のパーティションがあったよね
経済活動が制限される中、各種費用もかかるため、事業を継続することが難しくなることが想定されます。
今後、「緊急事態宣言」が実施されるかどうかわかりませんが、コロナ感染症拡大により事業継続が困難になることが考えられます。
影響2:利益減少や配当金の減配になる可能性がある
経済活動の制限により、投資(設備投資や人的資本への投資等)が控えられることが考えられます。もちろん不要なコスト削減等で投資に回す資金繰り対策は必須ですが、コスト削減だけでは限界はあります。
設備投資が控えられた結果、現状と同じか、それ以下の売上高になることが想定されます。また、買い手側も感染拡大の影響で収入が減ってしまった場合、買い控えやサービスの解約が出る可能性があります。その結果、企業の売上高が低迷し、営業利益や当期純利益等の利益減少が考えられます。
当期純利益が減少すると、その分、従来通りの配当金を出すことが困難になり、配当金の減配や無配になってしまう可能性があります。
今からできる対策は何だろう
私たち高配当株投資家が今から取れる対策は次の3つです。
投資目的とリスク許容度の確認
コロナ感染症拡大を受けて、ある程度の株価下落が想定されます。その時、慌てて保有株を売ってしまう「狼狽売り」をしないようにしたいです。
その為にも、「なぜ私たちは株式投資をしているのか」、そもそもの投資目的について思い出し、落ち着いて投資したいです。
例え株価が下落したとしても、長期的に配当金を貰い続けることが投資目的の場合は、慌てて売ってしまうことは避けたいです。
株価が下がったとしても、配当金は貰い続けられるから何も不安じゃないよ~
それでも株価下落が大きな不安になってしまう場合は、リスク許容度よりも多くの資金を投資に回している可能性があります。
皆様ひとりひとりのリスク許容度(投資に回せる資金や、投資経験、年齢等)は異なります。不安にならない範囲で投資することが、とても大切です。
★過去記事もお勧めです
安全性が高いか確認しよう
倒産リスクについて確認したいです。そこで、安全性を確認できる、自己資本比率を確認してみましょう。
そもそも企業が倒産する時はどのようや状況でしょうか。
帝国データバンクによると、次の通りです。
「企業経営が行き詰まり、弁済しなければならない債務が弁済できなくなった状態」
引用:帝国データバンク『倒産の定義』< https://www.tdb.co.jp/tosan/teigi.html >
コロナ感染症拡大により資金繰りが厳しくなることも考えられます。ですが、会社の借金(負債)よりも、返済不要な資金(自己資本)が多ければ、借金返済には困りません。
コロナ感染症が拡大したとしても、企業が経営し続けていけるかについて確認しましょう。
★過去記事もお勧めです!
当時の株価や配当金の推移を確認しよう
2020年のコロナショックの際、どのような株価や配当金の推移かについて確認してみましょう。
もし、株価や配当金への影響が少ない場合は、特別な企業努力で乗り切っていることが考えられます。もしコロナショックのようなことが発生しても、これらの経験で乗り越えられる可能性が高いです。
おわりに
本記事をご覧いただき、ありがとうございます♪
コロナ感染が増加している記事を読んで、とても不安になりました。ですが、企業も私たち投資家も一度経験したことなので、前回の経験から活かすことができるかもしれません。
コロナ感染症の拡大によって一時的に経済活動が停滞するかもしれませんが、長期的に見て成長してほしいです。
本記事が、皆様の株式投資のプラスになれたら嬉しいです(*^^)v