こんにちは!うさたんです♪
明豊ファシリティワークス(以下、明豊FW)の2025年3月期1Q決算が2024/8/9に発表されました。
本記事では、明豊FWの2025年1Q決算についてご紹介したいと思います。明豊FWの決算分析を通じて、買い増ししたいなと思える決算内容でした。
明豊FWの株式購入を検討している方や、初めて知った方に、本記事が皆様の投資判断の一つとして参考になれば、とても嬉しいです(*^^)v
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本記事の結論
本記事の結論について、先にご紹介します♪
①売上高が前年同期比24.9%と大幅に上昇
・オフィス事業では、前年同期比73.7%上昇した
・CM事業では、前年同期比2.3%上昇した
・CREMでは、前年同期比65.5%上昇した
・DX支援事業では、前年同期比47.5%上昇した
・2Q以降も同水準で売上高が上昇すれば、今期業績予想に対して上方修正が期待できる
②営業利益や経常利益、四半期純利益が前年同期比160%以上上昇
・明豊FWのCM事業の社会的役割が高まり、顧客から引き合いが増加したため
・前年度1Qでは、物価変動や建設業界の人材不足、優秀な人材確保による人件費増加やDX推進目的による外部リソース活用で経費が増加した
・今期1Qは、前年度1Qの経費以上の利益が出た。特に優秀な人材確保によるリターンが大きく影響している
③業績予想に対する1Qの進捗率は、とても良い結果になった
・売上高は23.5%と順調に推移
・営業利益と経常利益、当期純利益、EPSは、27%と非常に良いペースで推移
・このペースであれば、今期の配当金について、増配が期待できる
・引き続き、2Qの進捗率にも注目したい
④受注件数が順調に増加
・2024年4月3日から同年8月9日迄で、13件の受注に関するIRニュースを確認できた
・高い付加価値を提供しニーズがあるからこその結果なので、今後も利益増益が期待できる
⑤私が思う明豊FWの魅力:脱炭素化を支援している
・各企業の脱炭素化について、支援している
・企業側も脱炭素化に力を入れることで社会的信頼性が高まる
・脱炭素化を支援する明豊FWも顧客満足度が高まる
・お互いにwin-winになれる
⑥株価はほぼ適正価格になっている
・8/5(月)に大きく減少したが、今現在は、下がる前の株価に戻っている
・株価が下がるタイミングがあれば、買い増ししたい
・脱炭素化の支援や、顧客ニーズの高さが魅力の為、長期的に保有しつつ、応援したい
明豊FWの財務諸表
営業利益や経常利益、四半期純利益が、前年度より160%以上増えてる!
すごく増益になったね。なぜこんなに増益になったのか、これから確認してみよう
決算内容
売上高 | 売上原価 | 売上総利益 | 販管費 | 営業利益 | 経常利益 | 税引前当期純利益 | 四半期純利益 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
24年1Q | 997 | 510 | 487 | 373 | 113 | 114 | 114 | 79 |
25年1Q | 1,245 | 531 | 714 | 415 | 299 | 299 | 299 | 219 |
増減率 | 24.9% | 4.1% | 46.6% | 11.3% | 164.6% | 162.3% | 162.3% | 177.2% |
※単位:百万円
売上高が大幅上昇(24.9%上昇)
■売上高
2024年1Q 997
2025年1Q 1,245(+24.9%)
※単位:百万円
売上高が、前年同期比24.9%と大きく上昇しました。
なぜ売上高が24.9%も上昇したのでしょうか。
4つのセグメント「①オフィス事業」と「②CM事業」、「③CREM事業」、「④DX支援事業」の売上高上昇の理由について、決算短信の「経営成績に関する説明」から引用します。
① オフィス事業
当社のCM手法によるオフィス移転や働き方改善プロジェクト立ち上げ支援及び、PM(プロジェクト・マネジメント)サービスは、オフィス移転の可否や働き方改革の方向性を検討する構想段階およびビルの選定から引越しまで、ワンストップで高度な専門性による支援が可能であります。企業がアフターコロナや更にその先への新たな
働き方を模索する中で、働き方改革及びDXに自ら取り組む先進企業として当社の認知度が高まり、大企業のグループ統合や公共団体の施設における働き方改革支援及び執務環境整備プロジェクトの引き合いが増加しました。
当第1四半期累計期間のオフィス事業の売上高は、284百万円(前年同期比73.7%増)となりました。
② CM事業
地方自治体庁舎や国立大学を始めとする数多くの公共施設において当社のCMサービスが採用されております。民間企業においては、グローバル企業の国内拠点となる大型研究施設や生産施設をはじめ、商業施設及び教育施設の再構築や、日本最大の鉄道会社による大規模複合施設や各地方拠点施設、大手IT会社等が保有する施設の電気・空調・衛生設備更新等様々な分野での実績を重ね、既存顧客から継続的に引き合いを頂くと共に、大手国内企業等の新規顧客からの引き合いも増加しております。
当第1四半期累計期間は、国土交通省の「2024年度地方公共団体における入札契約改善に向けたハンズオン支援業務」を公募にて選定され、国土交通省から11年連続での公募選定となりました。その他、多くの地方自治体における施設建設や公共施設マネジメント等に関するプロポーザルに応募し、審査の結果、当社が発注者支援事業者として数多くの公共プロジェクトで選定されました。
また、一般社団法人日本コンストラクション・マネジメント協会が主催する「CM選奨2024」において、当社がCM業務を行った「雪印メグミルク株式会社 イノベーションセンター建設プロジェクトCM業務」、「水戸ステーション開発株式会社 水戸駅ビル基幹設備更新プロジェクトCM業務」でCM選奨を受賞しました。当第1四半期累計期間のCM事業の売上高は、660百万円(前年同期比2.3%増)となりました。
③ CREM事業
顧客の中・大規模保有資産最適化をサポートするCREM(コーポレート・リアルエステート・マネジメント)事業は、当社技術者集団による透明なプロセス(CM手法)と当社独自システムの活用による情報の可視化やデータベース活用によって、多拠点施設同時進行の新築・改修・移転や基幹設備の更新、脱炭素化のための仕様・システムの最適化更新支援等を行っております。
当第1四半期累計期間も新規顧客を含む大企業の多拠点改修同時進行プロジェクトや自治体の公立学校改築計画、金融機関の各施設再編等を中心に、個別プロジェクト(拠点)毎の進捗状況を可視化し、工事コストやスケジュール管理及び保有資産のデータベース化による資産情報の一元管理とデータ活用によって、顧客にとって効率的なプロジェクト管理や多拠点施設の維持保全とLCCコスト削減等を提供しました。発注者支援事業として顧客の多拠点施設整備を効率化する、「CMの価値提供」が評価されました。
当第1四半期累計期間のCREM事業の売上高は、212百万円(前年同期比65.6%増)となりました。
④ DX(デジタルトランスフォーメーション)支援事業
当社が自社開発し、10年以上の運用実績がある独自システムを活用して、当社が顧客の働き方や施設の維持保全等に係るDX化を推進するDX支援事業のサービス提供を2021年以来行っております。DX化による働き方改革に取り組む企業や団体が増えている中、働く人がシステムによって可視化された自らのアクティビティを分析して生産性向上につなげるシステムMeihoAMS(※1)、建設プロジェクトや多拠点施設の維持保全業務及び関連情報を可視化・一元管理することで顧客施設管理のDX化を支援するシステムMPS(※2)へのニーズが高まっております。当社独自システムの機能に更に新しい機能を追加するシステム開発等を顧客と共に行い、DX支援事業に多くの引き合いを頂きました。
当第1四半期累計期間のDX支援事業の売上高は、88百万円(前年同期比47.5%増)となりました。また、当社は、2024年4月に、経済産業省が定める「DX認定事業者」に選定されました。当社における情報処理技術(デジタル)活用の目的と、顧客への価値提供について、「デジタルガバナンス・コード」に対応し、DXによって自らのビジネスを変革する準備と、ステークホルダーへの適切な情報開示等を満たしていることが評価され、認定を取得しました。
引用:IRライブラリ「2025年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)」P4、P5 < https://www.meiho.co.jp/ir/library/?y=2024 >
■オフィス事業
働き方改革及びDXに自ら取り組む先進企業として認知度が高まり、大企業のグループ統合や公共団体の施設における働き方改革支援及び執務環境整備プロジェクトの引き合いが増加したことが上昇した理由です。前年同期比73.9%増加しました。
■CM事業
国土交通省やその他多くの地方自治体から発注者支援事業者として数多くの公共プロジェクトで選定されたことが上昇した理由です。前年同期比2.3%増加しました。
■CREM事業
顧客の他拠点施設同時進行の新築・改修・移転や基幹設備の更新、脱炭素の為の仕様・システムの最適化支援を行い、発注者支援事業として顧客の他拠点施設整備を効率化する「CMの評価提供」が評価されたことが上昇した理由です。前年同期比65.6%増加しました。
■DX支援事業
10年以上の運用実績がある独自システムである、①働く人がシステムによって可視化された自らのアクティビティを分析して生産性向上につなげるシステム、MeihoAMSや、②建設プロジェクトや他拠点施設の維持保全業務及び関連情報を可視化・一元管理することで顧客施設管理のDX化を支援するシステム、MPSへのニーズが高まったことが、上昇した理由です。前年同期比47.5%増加しました。
四つのセグメントの中で、オフィス事業が最も前年同期比73.7%上昇し、顧客ニーズが高いことがわかります。次回の2Q以降も、1Qと同じくらいの売上になるのであれば、今期業績予想に対して上方修正が期待できます(*^▽^*)
営業利益等や経常利益、四半期純利益が大幅上昇(約160%以上)
■営業利益
2024年1Q 113
2025年1Q 299(+163.1%)
※単位:百万円
■経常利益
2024年1Q 114
2025年1Q 229(+163.1%)
※単位:百万円
■四半期純利益
2024年1Q 79
2025年1Q 219(+176.8%)
※単位:百万円
決算サマリーをパッと見た時、前年同期比160%以上にとても驚きました。営業利益や経常利益、四半期純利益が2倍以上も大幅に上昇しています。
売上高は24.9%の上昇に対して、これらの利益がこれほど上昇したのは、なぜでしょうか。
決算説明資料のスライド5の上部に、上昇に影響した理由について記載していますので、引用します。
引用:IRライブラリ「2025年3月期第1四半期 決算説明資料」スライド5
< https://www.meiho.co.jp/ir/library/?y=2024 >
上昇した理由として、明豊FWのCM事業の社会的役割が一層高まり、顧客からの引き合いが増えたからです。顧客ニーズが非常に高く、他にはない付加価値を提供しているからこそ、顧客から求められ、利益増益に繋がったと思います。
うさたんが気になった情報
業績予想に対する進捗率について
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | EPS | |
---|---|---|---|---|---|
25年1Q | 1,245 | 299 | 299 | 219 | 18.96 |
25年2Q(予想) | 2,430 | 555 | 555 | 407 | 35.01 |
本決算(予想) | 5,300 | 1,090 | 1,090 | 800 | 68.67 |
本決算との進捗率 | 23.5% | 27.4% | 27.4% | 27.4% | 27.6% |
※単位:百万円
とても良い進捗率だと思います。
各利益の業績予想に対する進捗率について、上方修正を期待できるほどの結果だと思いました( *´艸`)
この上昇率を次の2Q以降も継続出来れば、本決算の当期純利益が予想より増益になるかもしれません。当期純利益が増益になることで、配当金も増配になる可能性があります。
次の2Q決算の結果に注目したいです。
受注件数がとても多い
2024年4月3日から同年8月9日迄のIRニュースで、受注に関するIRニュースが13件確認できました。
・2024/04/04
豊川市本庁舎等整備事業コンストラクション・マネジメント業務委託の公募型プロポーザルに応募し、受託候補者に選定されました
・2024/04/22
墨田区「八広小学校改築事業コンストラクション・マネジメント(CM)業務委託」の公募型プロポーザルに応募し、委託予定事業者に選定されました
・2024/05/07
神奈川県「令和6年度神奈川県立学校等施設包括修繕業務委託等に係る発注者支援業務委託」の公募型プロポーザルに応募し、契約相手方に選定されました
・2024/05/08
「中野区立小中学校施設整備計画の見直しにかかる検討支援業務委託」の企画提案公募型事業者選定に応募し、契約締結候補者に選定されました
・2024/05/27
「倉敷市水島地区公共施設再編整備基本計画策定等支援業務委託」の公募型プロポーザルに応募し、優先交渉権者に選定されました
・2024/06/04
「高槻市立葬祭センター他2施設 空調設備等最適化事業発注支援等業務」の公募型プロポーザルに応募し、受託候補者に選定されました
・2024/06/10
国土交通省「2024年度地方公共団体における入札契約改善に向けたハンズオン支援業務」の企画競争で支援事業者に決定されました
・2024/06/14
「市原市公共施設個別施設計画円滑化推進支援業務委託」の公募型プロポーザルに応募し、受注候補者に選定されました
・2024/07/01
「世田谷区学校改築に係る標準設計仕様書改訂等支援業務委託」の事業者選定プロポーザルに応募し、受託候補者に選定されました
・2024/07/11
「高槻市立市民プール他複合施設空調設備等最適化事業調査業務」の公募型プロポーザルに応募し、受託候補者に選定されました
・2024/07/30
「魚津市新庁舎整備事業基本計画コンストラクション・マネジメント業務委託」に係る公募型プロポーザルに応募し、受託候補者に選定されました
・2024/08/07
「佐野市立小中学校等空調設備設置に係る整備手法検討支援業務委託」に係る公募型プロポーザルに応募し、当社の提案が特定されました
・2024/08/09
渋谷区「初台地区公共施設整備基本計画作成支援等業務委託」の公募型プロポーザルに応募し、当社の提案が採用されました
各利益の増益には売上高上昇が不可欠です。売上高を上げるためには、顧客が求めるサービスや製品を高い品質(高付加価値)で提供することが大切です。これほど受注件数が増加していることから、高い顧客ニーズがあることがわかります。
このペースで受注件数が増加するのであれば、2Q以降も高い利益が望めると思います。
明豊FWの魅力について
私が明豊FWについて魅力に感じていることがあります。
それは各顧客の発注者に対して、脱炭素化の支援に力を入れていることです。
地球温暖化に対応するためには、各個人だけではなく、企業にも協力してもらうことが不可欠です。ESGやSDGs等、力を入れるように求められています。
企業側で環境問題対策を講じる動きがある中、そのようなニーズに対して、明豊FWは、建物の新築から維持保全までの施設のライフサイクルやオフィス構築等において、脱炭素化の価値と意思決定プロセスを、各顧客の発注者に対して支援しています。
顧客側は、脱炭素化社会に貢献していることから、社会的に信頼性が高まります。また、脱炭素化を支援している明豊FWも、顧客満足度が高まります。
相手良し、自分良し、周りからの評価も良しの、win-win-winだね♪
株価について
年初来の株価チャートを見てみましょう。
株価は2月頃に960円程上昇し、その後は840円から920円の値幅を推移しています。
8/5(月)に740円まで大きく値下がりしましたが、8/9(金)の1Q決算内容が良かったので、現在は860円程、上昇しています。
おわりに
本記事をご覧いただき、ありがとうございます♪
私の中で、明豊FWはとても魅力的な企業の一つです。顧客ニーズが高く、脱炭素化を支援しているため、利益増益が期待できます。高配当株投資&長期投資としてぜひ保有したい銘柄の一つです。
本記事が、皆様の投資判断の一つとして参考になれば嬉しいです(*^^)v