こんにちは!うさたんです♪
高配当株投資は大人気の投資手法の内の一つです。
ですが、高配当株の銘柄選びで、次のような悩みはありませんか。
・私が買った高配当株の株式、問題あるのかな
・決算書でどの数値を注目すればいいのかな
高配当株の銘柄選びは、とても奥が深いです。確認すべき数値や指標等、ほぼ全ての情報が投資の判断材料になります。
※例えば、売上高や営業利益、一株当たり当期純利益、ROE、ROA、自己資本比率等、様々あります。営業利益は、私も重要視しています
日本の上場企業で株式購入できる企業は約3,900社あり、全てを細かく分析するのは大変です。
そこで、「これだけは絶対に確認したい」と思える3つの項目についてご紹介します。
本記事で、これから新規で株式購入する方や、既に株式を保有している方の投資判断の一つになりましたら嬉しいです(*^^)v
★高配当株投資の始め方やIR BANKの利用方法についてご紹介した記事もお勧めです
これだけは確認したい3つのこと
今まで売上高や営業利益率とか、様々な数字を見てきたけど、高配当株投資ではどれが大切なんだろう?
投資判断に必要な情報として、ここでは紹介できない位沢山あってね、最終的に企業の稼ぐ力、安全性、成長性について確認したいんだ。でも全部調べたり確認するのにとても大変なんだ。
日本には3,900社もあるからね…。全て確認するのは大変だ
時間が無くても「これだけは確認したい」というものに絞って、紹介するね。
高配当株投資で判断したい材料は様々あります。例えば、売上高や営業利益、一株当たり当期純利益(EPS)、配当金の増配年数、ROA、ROE等々。
ですが、全てを確認することはとても大変です。そこで、私の中で特に大事だと思う、「売上高」と「自己資本比率」、「配当性向」についてご紹介します♪
確認すべきことは沢山あるけど、三つに絞れるなら、確認するのも難しくなさそうだ♪
売上高
私の中で高配当株投資の銘柄選びで最も重要だと思うことは、売上高です。
なぜ売上高を確認することが重要なのでしょうか。理由は2つあります。
理由① 売上高は各利益の源泉になる
売上高が増えると、その分営業利益や当期純利益の増益になるんだよね!これまでの決算分析で見てきたからわかる♪
うさたんの言う通り、売上高が増加すれば、営業利益や当期純利益の増益に繋がる可能性が高いんだ。配当金の増配は、当期純利益が増加しないと増配し辛いんだ。だからこそ、売上高が上昇し続けているか確認することが大事なんだ
売上高は営業利益や当期純利益の源泉になっています。配当金は当期純利益から支払われます。売上高が伸び続けていないと、当期純利益が増えない為、配当金の増配はあまり期待できません。
※売上高が横ばいで推移している場合は、配当金も横ばいで推移することが多いです
理由② 売上高でニーズの高さがわかる
売上高が上昇するためには、様々な工夫が必要です。
例えば、多くの従業員を雇う事や、TV広告を出すことで、売上高は上昇することがあります。ですが、費用も多くかかってしまいます。
費用を減らしつつ、売上高を上げるのが理想ですが、実際にどうすれば良いのでしょうか。方法の一つとして、製品やサービスを求める方々に対して、他では提供していないような「高い付加価値」を提供することです。
エイトレッドでは、ワークフローシステムを様々な企業に受け入れられています。
シリーズ累計の導入者数として、4,500社以上です。エイトレッドのワークフローシステムが各企業の期待以上(高い付加価値がある)だからこその結果だと言えます。
高い付加価値があるからこそ、売上高は、年々上昇しています。
※先日の2025年1Q決算では、前年同期よりも18.8%上昇しました
購入や契約した顧客の満足度が高いからこそ、多くの販売実績や長期契約、リピーターとなり、売上高は上昇します。
顧客ニーズがあり、付加価値が高いと、広告等の費用を少なくしても新規契約や販売に繋がります。
※口コミやSNS、インフルエンサーの間で話題になったりします。すごく嬉しい効果ですよね♪
私たちが高配当株銘柄を選定する際には、ぜひ売上高には注目したいです。
自己資本比率
配当金を10年以上貰い続けたい場合、どうしても気になるのが企業の安全性(倒産リスク)です。安全性の確認方法の一つとして、自己資本比率があります。
自己資本比率とは、次の図の通りです。
基本的に自己資本比率は高ければ高いほど、安全性が高いと言えます。上記図では、真ん中にある、緑色の枠が大きな純資産80%になっていることが安全性が高いと言えます。
なぜ安全性の一つである自己資本比率を確認することが重要なのでしょうか。理由は次の通りです。
理由① 安全性分析の中で、とても簡単に確認することができる
安全性分析には様々な確認方法があります。その中でも特に簡単に確認することが出来るのが、自己資本比率です。
自己資本比率は、各企業が公表する決算短信や、IR BANKでも確認することが出来ます。簡単だからこそ、毎回、自己資本比率は確認したいです(*^^)v
その他の安全性の確認方法として、「ネットD/Eレシオ」や「流動比率」、「インタレスト・カバレッジ・レシオ」等があります。基本的に、決算書の数値から手動で計算が必要になります。
※計算するのが大変ですが、安全性を分析するためにとても大切な指標です。別の記事で分析方法についてご紹介したいです♪
理由② 倒産リスクについて確認したい
長期的に株式を保有し続けるため、どうしても倒産リスクが気になります。
倒産する時は次のような場合です。
企業経営が行き詰まり、弁済しなければならない債務が弁済できなくなった状態のこと。
引用:帝国データバンク『倒産の定義』< https://www.tdb.co.jp/tosan/teigi.html >
返済すべき債務に対して、たまたま現金が無く、返済できなくなったら倒産してしまいます。
もし株式を保有している企業が倒産してしまったら、株主として損失を出してしまいます。そのため、倒産リスクが無いことを確認したいです。
★安全性分析の重要性についてご紹介した記事もお勧めです♪
配当性向
最後にご紹介するのが配当性向です。
当期純利益から決められた割合で配当金を出すことです。
例えば、配当性向30%と120%について、当期純利益が100万円の場合どのようになるのか見てみましょう。
・配当性向30%
配当金に回せる金額は、100万円の30%分、つまり30万円です。
※残り70%の70万円は利益剰余金等で残ります。残った利益が今後とても重要になります!
・配当性向120%
配当金に回せる金額は、100万円(100%)と、前期までの利益20%の20万円です。
※今月分の給料を全て出しても足りないので、貯金を切り崩すイメージです。
では、なぜ配当性向を確認することが重要なのでしょうか。理由は次の通りです。
理由① 将来的な成長に繋がるかを確認するため
高配当株投資では、当期純利益が増加し、一緒に配当金が増配になることが理想です。ですが、当期純利益が増益になったとしても、配当性向の割合次第で、増配できない場合があります。
上記の「配当性向とは」の例で考えてみましょう。
配当性向30%と120%では、配当性向30%の方が、将来的な企業の成長に繋がる可能性が高いです。
というのも、企業が成長するためには、各種投資(設備や人的資本)が必要です。投資した分が将来の売上に貢献します。
例えば新しい製造用マシンを買った場合、そのマシンで今まで以上に製品を作ることが出来ます。買った年は買った価格以上の利益は期待できませんが、数年後には価格以上の利益を出せ、それ以降は、マシンが稼働し続けるだけ、利益が期待できます。
一方、配当性向120%は、株主として貰える配当金が多いので嬉しいと思うかもしれませんが、投資に回せるだけの利益が残っていません(´・ω・`)
※一時的に貰える配当金は増えますが、来期以降、配当金が減配になってしまう可能性があります
企業が投資を積極的に行い、長期的に成長&利益増益&配当金の増配♪に期待したいですので、配当性向が高くなりすぎていないか、確認したいです(*^^)v
理由② 無理な配当金は長期的に続かない
株主にとっては、配当金が多いのは嬉しいですが、高すぎる配当性向による配当金は、長期的に続けることが難しいです。
理由①の通り、企業が多くの利益を出すためには、投資が不可欠です。投資に回す資金が少ないと、その分利益を出すことが難しいです。一時的に配当金が多くても、来期以降、減配になってしまったら株主としては辛いです。
また、企業が株主還元に力を入れているからこそ、高めになっていることがあります。例えば、決算で利益減益になってしまった際、株主還元に力を入れているので従来と同じ配当金を出すことがあります。
※大抵は利益減益になってしまった年のみの一時的な場合が多い印象があります
株主として嬉しい事ですが、やはり長期的に見て、バランスが良い配当性向が良いですね。
おわりに
本記事をご覧いただき、ありがとうございます♪
決算シーズンに突入し、各企業の決算発表や株式売買が盛んになってきています。高配当株投資として保有している株式や、これから購入予定の株式について、ぜひ、本記事でご紹介した選定方法「売上高」や「自己資本比率」、「配当性向」についてご確認頂けたら嬉しいです。
長期的に保有し続けたいと思える株式を見つけるための参考になれたら嬉しいです(*^^)v